株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、本田技研工業株式会社(社長:三部 敏宏、本社:東京都港区。以下、Honda) 熊本製作所における再生可能エネルギーの有効活用に使用されるリチウムイオン蓄電池設備(以下、本設備)を、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:小西 康弘、本社:東京都港区。以下、TGES)より受注しました。本設備は、2023年度に納入し、2024年4月からTGESのエネルギーサービス設備として稼働予定です。

 今回受注したリチウムイオン蓄電池設備は、国内需要家向けの自家消費用としては国内最大規模※1の容量20MWh※2で、TGESがエネルギーサービス方式※3でHonda熊本製作所に導入した太陽光発電設備と連携運用します。工場の休日等に余剰となった電力をリチウムイオン蓄電池に充電し、夜間等に蓄電池から電力を供給することで、天候等によって変動する太陽光発電による電力を有効活用する役割を担います。なお、本設備は、GSユアサが新たに開発した産業用リチウムイオン電池「LEPS-2-14」を搭載しています。今回、GSユアサ製品の品質や安全対策、迅速なアフターサービス体制が評価され、受注が決定しました。

今後もGSユアサは、リチウムイオン蓄電池設備の拡販を通じて電力の安定化に寄与してまいります。また、系統の調整力を担うことで、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて再エネのさらなる導入拡大に貢献します。

※1 2023年3月1日現在 当社調べ
※2 電気自動車に換算すると約1,250台分
※3太陽光発電設備等のエネルギー機器を TGES がシステム設計、施工、メンテナンス・監視等ワンストップで提供するサービス。

リチウムイオン蓄電池設備の特長

1.全セルの電圧監視、全モジュールの温度管理機能を搭載し、高い安全性を確保

2.ファンレスモジュール構造により故障率低減、交換部品点数の大幅な削減を実現

3.法令に合致した火災予防条例適合キュービクルを採用

4.寒冷地にも対応可能なコンテナシステム

GSユアサのサービス対応

常時全セルの電圧監視や故障監視を行い、システム全体の信頼性を担保しています。万が一の故障発生時は、業界最大級の全国を網羅するサービスネットワークを活用し、お客様のご要請に対応します。

リチウムイオン蓄電池設備概要

電池の種類リチウムイオン電池 LEPS-2-14
出力(MW)2.6
容量(MWh)20
寸法(mm)(1コンテナ)W 2,350×L 9,400×H 2,800
コンテナ数10

■リチウムイオン蓄電池設置イメージ

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株式会社 GSユアサ コーポレートコミュニケーション部
TEL 075-312-1214