President’s Message
世界中の人々がより豊かで安心して暮らせる地球・環境・社会の実現に向けて、先進のエネルギー技術で持続的成長を目指します。
創業以来、当社は電池を中心としたエネルギーの領域で、事業を通じた社会課題解決に取り組み、モビリティ・社会インフラ分野に貢献し、ステークホルダーの皆様の期待に応えてきました。これらの活動は、人と社会と地球環境に貢献する当社の企業理念「革新と成長」の実践の結果であると確信しています。一方で、社会の変化に伴い、SDGsやパリ協定など、持続可能な社会に向けた目標や取り組みが世界で活発化しています。蓄電をはじめとする電池技術をコアに事業を展開してきた当社が社会に対して貢献できる機会はより一層、拡大していくと考えます。
こうした中長期での経営環境の変化に適応し、持続可能な社会の実現と当社の持続的な成長による企業価値向上への意思を示したものが「サステナビリティ経営方針」です。また、長期ビジョン「Vision 2035」では、2050年に向けたメガトレンドや変化する経営環境を考慮して、2035年における当社のありたい姿を示しました。当社グループがモビリティと社会インフラの発展に貢献する電池・電源システム技術を提供することで、「エネルギー・マネジメント・カンパニー」を目指すことを明示しています。カーボンニュートラルの実現、環境配慮型製品の販売拡大など、省エネ・創エネ・蓄エネ・再エネのあらゆる方面から地球環境と社会へ貢献してまいります。
また、当社のサステナビリティ経営実践のための行動指針としてCSR方針・行動規範を制定し、CSR方針と価値観を同じくする国連グローバルコンパクト(以下、UNGC)に2018年4月に署名しました。UNGCが企業に求める人権、労働、環境、腐敗防止の4分野10原則や国連が採択したSDGsおよび当社のCSR方針を実践するために、事業会社にサステナビリティへの取り組みを推進する会議体を設置して、事業活動を通じた持続可能な社会への貢献に取り組んでいます。
これからも、当社グループはこれまで培ってきた先進のエネルギー技術で革新的な挑戦を続け、世界中の人々がより豊かで安心して暮らせる地球・環境・社会の実現に貢献できるよう、まい進してまいります。
代表取締役
取締役社長
阿部 貴志