地域社会との共生

Building Better Relationships with Local Communities

地域社会の健全で持続的な発展に寄与するために、
事業活動を通じて社会の課題解決に貢献することを目指しています。

社会への貢献

事業活動を通じたSDGsへの貢献

SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年に向けて、経済、社会、環境における世界的な優先課題や世界のあるべき姿を示したものです。多くの国や企業などが、その課題と向き合い、持続可能な社会の実現を目指しています。

当社グループは、「革新と成長を通じた人・社会・地球環境への貢献」を主旨とする企業理念を実践することによって、SDGsが目指す社会の実現に貢献できると考えています。蓄電池を主力製品としてグローバルに展開している当社グループは、100年以上の経験で培った蓄電技術を活かした製品・サービスを世界各国の地域社会に提供することで、国際社会の共通課題の解決に向けた取り組みを推進しています。また、当社グループは、事業への影響のみならず、社会への影響の大きなCSR課題をマテリアリティとして決定しています。マテリアリティに対応する活動を促進することによって、グローバルな社会課題へのプラスの影響の最大化およびマイナスの影響の最小化を図っています。

当社グループの製品・サービスを通じたSDGsへの貢献を示す情報はこちらをご覧ください 当社グループのマテリアリティへの対応を通じたSDGsへの貢献を示す情報はこちらをご覧ください 当社グループのマテリアリティはこちらをご覧ください

宇宙開発利用に関する研究開発への貢献

当社グループの宇宙用リチウムイオン電池は、国際宇宙ステーション(ISS)に採用されています。ISSは、地上から約400km上空に建設された有人実験施設で、世界各国が協力して利用しています。

ISSの主な目的は、宇宙空間におけるさまざまな実験・研究による科学や技術の進歩であり、広範な分野にわたる研究・実験・観測の成果は、豊かな暮らしや産業競争力の向上などにつながります。宇宙開発を大きく前進させるための重要な施設であると同時に、世界各国が最新技術を提供して協同で運営する国際協力と平和のシンボルでもあります*

ISSでは、生命維持のためのシステムをはじめとして、実験や観測装置などのすべての機器の電力が太陽光発電によって供給されています。しかしながら、1日に16回、地球の影に入るたびに発電が停止することになり、この間の電力は昼間に充電した当社グループの宇宙用リチウムイオン電池から供給されています。

当社グループは、今後も、高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて、持続可能な社会の実現に向けた科学・技術の発展に貢献していきます。

出典元:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

地域社会への製品の無償提供

インドネシアに所在するPT. GS Battery(以下、PTGS)では、同国のカラワン県の消防隊に当社製の蓄電池を継続的に供給しており、2020年度は14個の蓄電池を寄付しました。自然災害(地震、津波、洪水など)の多いインドネシアでは、カラワン県消防隊が行う災害管理活動は非常に重要な役割を担っています。PTGSは、継続的な蓄電池の供給を通じて、消防隊の円滑な活動を支援しています。

トルコ共和国に所在するInci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi(以下、IGYA)では、トルコ最大の捜索救助団体が所有するすべての車両に当社製の蓄電池を継続的に供給しており、2020年度までに48個の蓄電池を寄付しています。また、IGYAは、社内レスキューチームの設立に向けた準備を進めるために、同団体から火災、捜索救助、災害に対する備えに関する訓練を受けています。

タイ国に所在するSiam GS Batteryでは、同国のカンチャナブリ県にあるトゥンヤイナレスアン野生生物保護区および国境警備警察に当社製の蓄電池を寄付しました。トゥンヤイナレスアン野生生物保護区は、手つかずの自然が残る東南アジア有数規模の野生生物保護区であり、ユネスコ世界遺産にも指定されています。寄付した蓄電池は、太陽光発電システムに活用され、日常の電力使用を支援しています。

当社グループは、製品提供を通じて地域社会と連携し共生することで、地域の健全かつ持続的な発展に寄与していきます。

写真:消防隊への蓄電池の寄付(PTGS)

消防隊への蓄電池の寄付(PTGS)

写真:捜索救助団体への蓄電池の寄付(IGYA)

捜索救助団体への蓄電池の寄付(IGYA)

写真:野生生物保護区への蓄電池の寄付(SGS)

野生生物保護区への蓄電池の寄付(SGS)

環境への貢献

太陽光発電の安定供給に貢献

北海道にある釧路町トリトウシ原野太陽光発電所では、当社グループ製のリチウムイオン電池を利用した太陽光発電システムを運用しています。

太陽光発電は自然条件(日照時間、気温など)の変化によって発電電力に急激な変動が生じることがあり、大量に太陽光発電の電力を電力系統へ接続した場合に系統電力の品質(電圧、周波数)を低下させる可能性があります。そのため、太陽光発電所を電力系統に接続する際には、発電電力の変動を平準化する蓄電池が必要となります。

人口増加や経済成長などによる世界のエネルギー需要の増加に伴い、限りある化石燃料に代わって再生可能エネルギーの利用拡大が求められています。太陽光発電や風力発電によるエネルギーを有効利用するためには、出力変動を安定化する蓄電システムが不可欠です。当社グループは、今後も高性能なリチウムイオン電池の発電分野への活用を促進して、再生可能エネルギーを利用した持続可能な地域社会の実現に貢献することを目指していきます。

写真:産業用リチウムイオン電池モジュールLIM50EN」シリーズ

産業用リチウムイオン電池モジュール
「LIM50EN」シリーズ

写真:釧路町トリトウシ原野太陽光発電所全景

釧路町トリトウシ原野太陽光発電所全景

エネルギー利用の最適化に貢献

当社グループは、蓄電池とIoT技術を連動させる新たなエネルギー・サービスを活用することによって、地域社会におけるエネルギー利用の最適化を図ることを目指しています。

京都事業所では、電力の需給バランスを考慮したエネルギー管理を行うバーチャルパワープラント*(以下、VPP)に対応可能な当社製の電力貯蔵システムを導入しています。平常時には事業所内の電力供給バランスを調整し、需要ひっ迫時にはピークカットに活用することで、電力供給の安定化や電力消費コストの削減を実現しています。また、大規模災害による停電発生などの非常時には、太陽光発電システムと連携した電力を電灯負荷(照明・コンセント設備)や動力負荷(空調設備)に供給することで、従業員の安全性や事業の継続性を確保する役割を果たすことも可能です。

当社グループは、2016 年度からVPP構築実証事業に参画して、大型蓄電池の導入や制御に対する検証を開始しました。2017 年度には、京都事業所にコンテナ型の電力貯蔵システムを導入して、外部の大型蓄電池サーバからの指令に基づく電力需給調整の実用化に向けた検証を進めています。

IoT機器を活用して散在するエネルギー源(小規模な太陽光発電や蓄電池など)を統括制御することで一つの発電所のように機能させる仕組みであり、電力の需給バランスを調整する役割(電力負荷の平準化、再生可能エネルギーの過剰供給時の余剰電力の吸収、電力不足時の電力供給など)を有する。

写真:コンテナ型電力貯蔵システムの外観

コンテナ型電力貯蔵システムの外観

温室効果ガスの観測精度の向上

2018年10月に種子島宇宙センターから打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」には、当社グループ製の宇宙用リチウムイオン電池が搭載されています。「いぶき2号」は、世界中の二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスを正確かつ均一に観測することをミッションとしており、さらなる観測精度向上を目指しています。

多くの国では、気候変動に関する国際的な枠組みであるパリ協定に基づき、自国の温室効果ガス排出量を報告することが義務付けられています。そのため、地球全体を均一に測定可能な「いぶき2号」から得られたデータは、各国の温室効果ガス排出量の正確性を確認する科学的根拠としての役割が期待されています*

今後も、当社グループの製品は、地球温暖化の抑制に向けた国際的な取り組みに貢献していきます。

出典元:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

屋久島環境文化財団の活動の支援

株式会社 ジーエス・ユアサ バッテリー(以下、GYB)では、地域の環境保全への取り組みのひとつとして、屋久島環境文化財団への協賛を行っています。屋久島は1993年に日本の世界遺産第1号として登録された日本を代表する自然であり、当財団は人類の財産である屋久島の豊かな自然環境を保護するための活動や自然と人とが共生する地域づくりのための事業を行っています。

また、GYBは、2009年度より継続的に実施している「小学生ECO絵画コンクール」の金賞受賞者に屋久島への家族旅行を賞品として提供しており、小学生が屋久島の大自然のすばらしさを体験する活動も展開しています。当社グループは、当財団への支援を通じて、「生命の島」とも呼ばれる屋久島の自然保護への貢献や子供たちの環境教育を推進しています。

屋久島環境文化財団ホームページはこちらをご覧ください
屋久島の豊かな自然環境

屋久島の豊かな自然環境
(写真提供:公益財団法人 屋久島環境文化財団)

人づくりへの貢献

GSユアサ小学生ECO絵画コンクールの開催

株式会社 ジーエス・ユアサ バッテリーでは、次世代を担う子どもたちが地球環境に対する考えを絵画という表現方法を通じて人に伝える「GSユアサ小学生ECO絵画コンクール」を2009年度より開催しています。

子どもと家族が一緒になって「環境とは何か」を考えるきっかけとなることを目指し、今後も継続して同コンクールを開催していく予定です。

「GSユアサ小学生ECO絵画コンクール」の詳細はこちらをご参照ください

劇団四季「こころの劇場」の支援

当社グループは、劇団四季と一般財団法人舞台芸術センターが主催する「こころの劇場」の京都府公演に協賛しています。「こころの劇場」は、生命の大切さ、人を思いやる心、信じあう喜びなど、人が生きていく上で大切なものを、舞台を通じて子どもたちの心に語りかけることを目的に、日本全国の子どもたちを学校単位で劇場に無料招待しています。

2020年度の公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となりましたが、2021年度はオンライン配信で開催されることが決定しました。

今後も、劇団四季「こころの劇場」への協賛を通じて、未来を担う子どもたちに時を経ても変わらない大切なものを届ける活動を支援していきます。

写真:劇団四季ファミリーミュージカル

劇団四季ファミリーミュージカル
『カモメに飛ぶことを教えた猫』より(撮影:上原タカシ)
(2019年9月)

写真:運営ボランティアの様子

運営ボランティアの様子
(2019年9月)

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