当社グループは、多様性を尊重し、働きやすい職場環境の維持、向上に努めています。また、現場を重視した人材育成に取り組んでいます。

働きやすい職場環境の提供

基本的な考え方

当社グループでは、性別や年齢などに関係なく、誰もがその能力を十分に発揮し、いきいきと働き続けることができる職場環境を従業員に提供することが重要であると考えています。そのために、働きやすさや働きがいに対する従業員の意識を高める適切な雇用管理を行うことによって、従業員の仕事に対する意欲の向上、雇用定着率の安定化、業務生産性の向上を目指した取り組みを推進しています。

新規雇用者の人数と比率(2017年度、国内事業会社)

年齢層新規雇用者数 (人)比率 (%)新規雇用者数の内訳 (人)
新卒採用中途採用
男性女性男性女性男性女性男性女性
10代21311.91.721300
20代853148.317.66929162
30代30517.02.800305
40代100.60.00010
合計1373977.822.29032477

離職者の人数と離職率(2017年度、国内事業会社)

年齢層離職者数 (人)離職率 (%)
男性女性男性女性
20代711.581.00
30代2153.715.95
40代410.510.91
50代100.150.00
60代100.730.00
合計3471.291.82

安全かつ衛生的な労働環境の維持、向上

リスクアセスメントによる災害リスクの低減

当社グループでは、安全衛生方針のもと、各事業部門や事業会社に設置している安全衛生委員会を中心とした組織体制により、安全衛生活動を展開しています。

安全衛生対策については、リスクアセスメントにより潜在的な危険源を特定した上で事前にリスク低減措置を実施しています。また、従業員のみならず構内請負会社の各職場にも安全活動のキーマンとなる「安全トレーナー」を選任し、危険予知訓練やリスクアセスメントなどの安全手法に関する教育を通して安全活動の定着およびレベルアップを図っています。

作業環境管理や健康管理については、作業環境測定による職場環境の実態把握や特殊健康診断による作業者への有害物質の影響をモニタリングし、定期的な監視測定結果に基づいた作業環境の改善に取り組んでいます。

安全衛生方針
  • 方針

  • 私たちは安全と健康を守る企業風土を構築します。

  • 行動指針

    1. 法規制の遵守と共に全ての業務において、安全衛生を確保するための手順を定め、資源を投入します。
    2. 管理・監督者は安全衛生の危険源を把握し、その低減措置を計画的に実行します。
    3. 管理・監督者は従業員の不安全行動を見過ごさず、指導します。
    4. 従業員は決められたルールを守り、自らの安全・健康を確保します。
    5. 従業員は危険源を発見したときは上司に報告し、改善を求めます。
2013年度2014年度2015年度2016年度2017年度
休業度数率※10.000.370.550.850.45
製造業平均度数率1.051.001.061.151.02
休業強度率※20.000.000.010.010.01
製造業平均強度率0.100.090.060.070.08
※1
休業度数率:労働時間100万時間当たりに発生する休業者数を示すもので、次の式で表される。
休業度数率式
※2
強度率:労働時間1,000時間当たりの災害によって失われた労働損失日数を示すもので、次の式で表される。
強度率式

適正な労働時間の維持

労働時間の最適化

当社グループは、従業員の健康を守り、安心して働ける職場の実現を目指して、労使が協力して労働時間の適正化に取り組んでいます。株式会社GSユアサでは、労働時間の正確な把握と管理を行うシステム(勤怠管理システム、入出門管理システム)を導入して運用しています。また、労使で毎月開催する労働時間専門委員会で長時間労働者などの状況確認を行うなど、適正な労働時間管理に取り組んでいます。

長時間労働となった従業員に対しては産業医面談による健康状態の把握などを行い、上司への長時間労働抑制勧告制度(「働き方改革」参照)により労働時間の削減対策を講じています。また、毎年、従業員に対して労働時間ルールの理解促進と適切な労働時間管理をテーマとしたコンプライアンス教育を実施しています。

当社国内グループ会社については、労働時間管理に対する現状調査を2018年5月から実施し、各社へ調査結果などをフィードバックする計画です。

年間総労働時間

図:年間総労働時間(2013〜2017年度実績)

対象者 : 一般社員(休職者・海外駐在員除く)
年間所定労働時間 : 所定労働時間−休暇取得時間−遅刻および早退などの不在時間
期間 : 1月〜12月

働き方改革

当社グループでは、従業員の心身の健康を維持することによる仕事の効率性や業務に対する創造性の向上を目的として、労使が協力して長時間労働抑制や年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。

メリハリのある働き方を目指す取り組みの事例

  • 週1回のノー残業デーの設定
  • 年間最低10日間の年次休暇取得の義務化
  • 所定休日の2日連続労働の禁止
  • 深夜帯時間外労働の禁止(午後10時〜翌午前5時)
  • 基準時間超過労働者のモニタリング、上司に対する長時間労働抑制対策実施勧告制度の運用

年次有給休暇取得率

図:年次有給休暇取得率(2013〜2017年度実績)

対象者 : 一般社員(休職者・海外駐在員除く)
期間 : 9月〜8月 算定方法は厚生労働省の定める計算式に基づく。

TOPICS

当社は「健康経営優良法人」に認定されています

当社と当社国内グループ会社3社は、 経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人2018(ホワイト500)」の認定を受けました。

本制度は、地域の健康課題や日本健康会議が進める健康増進への取り組みに対して特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰するものであり、当社は、@従業員の健康意識の向上、A健康管理体制の充実、B健康増進の取り組みの充実と多様性に係る活動が高く評価され、認定につながりました。

今後も引き続き、従業員が健康でいきいきと働ける職場環境づくりを目指して、健康経営の促進に努めます。

写真:認定証

中長期的な人材育成と適切な評価

自律型人材の育成

当社グループでは、現場が企業価値を生み出すエンジンであり、その主役は現場で働く社員であると考えています。そのために、最善の人材育成の場である日常の活動現場では、課題管理制度を中心としたOJT(On-the-Job Training)を通じて、自律型人材の育成に取り組んでいます。

また、コミュニケーション研修や自由参加型研修などのOff-JT(Off-the-jobTraining)によって、キャリア開発やマネジメント能力の向上を図っています。なお、キャリア開発については、全従業員がキャリアに関するレビューを毎年実施することによって、社員が主体的に仕事に対する目標やありたい姿を持つことを促進しています。

人材育成の基本

図:人材育成の基本

研修体系

図:研修体系

従業員一人あたりの年間平均研修時間(株式会社GSユアサ)

項目区分平均研修時間
性別女性12.7
男性6.4
従業員区分無期雇用7.7
有期雇用0.7

多様な働き方の尊重

女性活躍の推進

当社グループでは、女性活躍のための環境整備と機会の提供によって女性一人ひとりを輝かせることが、企業理念である「革新と成長」の実現につながると考えています。そのために、女性がこれまで以上に自身の能力を発揮して活躍できる女性活躍推進の施策を実施しています。女性社員が3つの「L」の相乗効果で自己成長意欲を高めてさまざまな活躍のあり方を増やすことで、一人ひとりが自分の色で輝ける会社を目指しています。

宣言します!

GSユアサは、明るく楽しくポジティブに、
女性の活躍のあり方を多様に実現します!

3つのL図

女性活躍推進行動計画(2016年4月1日〜2019年3月31日)
目標 1
採用者に占める女性割合を段階的に拡大する。 2016年度 20% → 2018年度 30%
目標 2
女性社員のビジネス・スキル向上にむけ、次世代育成選抜研修に年1名以上の女性受講枠を確保する。
目標 3
女性社員の能力発揮を促す環境を整備するため、上司のマネジメント力強化をサポートする。

障がい者の雇用

株式会社GSユアサは、障がい者雇用を推進するために、2007年 12月に特例子会社の認定を取得した会社を含め、障がいを持つ従業員に働く場を広く提供しています。

2018年6月1日時点における株式会社GSユアサの障がい者雇用率は、法定雇用率(2.2%)および前年度実績(2.51%)を上回る2.69%となりました。今後も継続して、障がい者の能力や特性に応じた雇用管理などの取り組みにより働きやすい職場環境の維持および向上に努めます。

特例子会社:子会社が障がい者雇用に特別の配慮をしていると厚生労働大臣から認定を受けた場合に障がい者雇用率の算定において親会社の一つの事業所とみなすことができる障害者雇用促進法による制度

仕事と育児・介護の両立支援

株式会社GSユアサは、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を労使で策定し、「社員が育児に参加しやすい環境づくり」を目指して本計画を達成するための活動に取り組んでいます。また、社内イントラネットに「仕事と育児両立支援掲示板」を開設して、社員に育児関連制度に係る情報を発信しています。さらに、出産・育児、介護に関する支援制度の活用促進のため、マネジメント層に対しても階層別研修などを活用して周知徹底を図っています。

出産・育児、介護に関する支援制度

項目制度内容
出産
育児
妊娠中の通勤緩和妊娠中の女性社員に対して勤務の始めまたは終わりの勤務を免除する制度(最大60分/日)
産前産後休暇産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)と産後8週間の休暇を取得できる制度
妊娠通院休暇・母性保護休暇妊娠中や出産後1年未満の女性社員が健康診査などのために休暇を取得できる制度
母性保護休職妊娠中や出産後1年未満の女性社員が休職できる制度(最長1年間)
慶弔休暇(出産)子供が生まれた時に休暇を取得できる制度(3日間)
育児休業子供を養育する社員に対して休業できる制度(最長で子供が2歳になるまで対象)
育児短時間勤務小学校6年生以下の子供や障がいを持つ子供を養育する社員が短時間勤務やフレックス勤務ができる制度
看護休暇小学校3年生以下の子供の看護のために休暇を取得できる制度(子供が一人の場合は5日/年、二人以上の場合は10日/年)
哺育時間満1歳に達しない子供を哺育するための時間を取得できる制度(2回/日、各30分)
時間外労働や深夜労働の免除・制限子供を養育する社員に対して時間外労働や深夜労働を免除・制限する制度
介護介護休業家族を介護する社員に対して休業できる制度(最長1年間)
介護短時間勤務家族を介護する社員が短時間勤務やフレックス勤務ができる制度(最長3年間)
介護休暇家族の介護のために休暇を取得できる制度(対象家族が一人の場合は5日/年、二人以上の場合は10日/年)
時間外労働や深夜労働の免除・制限家族を介護する社員に対して時間外労働や深夜労働を免除・制限する制度
その他積立休暇失効した年次有給休暇の積立休暇制度(最大40日、家族の看護・介護、小学校3年生までの子供の育児などの事由による取得)
時間単位休暇付与された年次有給休暇のうち1時間単位で休暇を取得できる制度(最大24時間/年)

育児支援制度の活用状況

年度女性男性
取得者数(人)取得率(%)復職率(%)取得者数(人)取得率(%)復職率(%)
20145100.0100.000.0---
20159100.0100.011.1100.0
20167100.088.923.050.0
20178100.0100.011.2100.0

介護支援制度の活用状況

年度介護休業介護休暇
取得者数(人)復職率(%)取得者数(人)延べ日数(日)
20142100.01242.5
20151100.0726.5
20161100.01030
201710.01250.5
TOPICS

株式会社GSユアサは「くるみんマーク」を取得しました

株式会社GSユアサは、「2017年認定くるみんマーク」を取得しました。くるみんマークとは、次世代の社会を担う子どもたちの健全な育成を支援する次世代育成支援対策推進法に基づき、行動計画の策定や目標の達成などに関わる基準を満たした企業として厚生労働大臣が認定した場合に取得できるマークです。

当社グループは、今後も社員が安心して仕事と育児を両立させることができる環境整備とその効果の拡充を図ることにより、継続的な子育てサポート企業を目指していきます。

2017認定くるみんマーク

現地の宗教上の慣習に配慮した事業運営

イスラム教徒が多数を占めるインドネシアに所在する当社グループの海外拠点では、イスラム教の伝統や慣習に配慮した事業運営を行っています。

PT. Yuasa Battery Indonesia、PT. Trimitra Baterai Prakasa、PT. GS Batteryでは、事業所内にモスクを設置しています。従業員には就業時間中におけるモスクでの礼拝を認めており、毎週金曜日の礼拝には社外からも信者が集まってきます。

当社グループは、現地の慣習、文化的価値観、宗教などを理解し尊重することが、現地従業員との良好な関係を築き、事業運営を効果的に進めるうえで不可欠であると考えています。