適正な労働環境の維持、向上

Conservation and Improvement of Adequate Working Environment

当社グループは、多様性を尊重し、働きやすい職場環境の維持、向上に努めています。
また、現場を重視した人材育成に取り組んでいます。

働きやすい職場環境の提供

基本的な考え方

当社グループは、誰もがその能力を十分に発揮し、心身ともに健康でいきいきと働き続けることが重要であると考え、働きやすさや働きがいを重視した取り組みを推進しています。また、コミュニケーション豊かな風通しの良い職場環境づくりを促進しています。

当社グループは、従業員満足度を向上させる取り組みを通じて、優秀な人材の確保や労働生産性の向上による企業競争力の強化を図っています。

新規雇用者の人数と比率(2019年度、国内事業会社)

横スクロールで全体をご覧いただけます

年齢層新規雇用者数 (人)比率 (%)新規雇用者数の内訳 (人)
新卒採用中途採用
男性女性男性女性男性女性男性女性
10代36217.21.036200
20代813138.814.86329182
30代40719.13.300407
40代934.31.40093
50代000.00.00000
60代000.00.00000
合計1664379.420.699316712

離職者の人数と離職率(2019年度、国内事業会社)

年齢層離職者数 (人)離職率 (%)
男性女性男性女性
10代000.00.0
20代1823.41.4
30代1331.92.7
40代600.80.0
50代720.81.9
60代503.00.0
合計4971.61.5

従業員の人数と比率 (2019年度、国内事業会社)

区分人数 (人)比率 (%)
男性女性男性女性
正社員2,95946686.413.6
有期雇用社員1982090.89.2
合計3,15748686.713.3

TOPICS

GLTD制度の導入

当社グループは、従業員が安心して働ける環境整備や福利厚生制度の拡充を目的として、2019年11月よりGLTD(団体長期障害所得補償保険)制度を導入しました。GLTD制度は、従業員が病気やケガによって長期療養を余儀なくされた場合に、収入の心配をせず療養に専念できる環境を整え、早期の復職を支援するものです。最長60歳までの一定収入を補償するとともに、従業員の自助努力によって補償額を上乗せすることが可能となっています。

安全かつ衛生的な労働環境の維持、向上

トップの強い意思に基づいた安全衛生の推進

当社グループは、すべての従業員を怪我や病気から守ることに尽力する旨をコミットメントした当社社長の安全衛生宣言に基づいて、全社一丸となって安全文化構築へ向けた活動を推進しています。

そのために、グループ全体における安全衛生に対する取り組みの基本的な考え方を示した「安全衛生方針」を制定し、グループ全体の安全衛生を統括管理する部門が国内事業所や海外グループ会社の安全衛生管理の強化を図っています。また、各事業部門や事業会社に設置している安全衛生委員会を中心とした組織体制を構築して、安全衛生活動を実施しています。

一部の海外グループ会社では、国際規格に準拠した労働安全衛生マネジメントシステムを認証取得しています。PDCAサイクルに基づく体系的なしくみを有効的に活用することで、安全衛生パフォーマンスの継続的な改善を図っています。現在、国内事業所においても、国際標準規格に準拠した労働安全衛生マネジメントシステム(ISO 45001)の認証取得を進めており、安全衛生方針の達成に向けた効果的なマネジメントの実現を目指しています。

安全衛生方針

  • 方針

    私たちは安全と健康を守る企業風土を構築します。

  • 行動指針

    トップマネジメントは以下の行動指針を示すことにより、安全衛生方針を達成します。

    1. 法規制の遵守と共に全ての業務において、安全衛生を確保するための手順を定め、資源を投入します。
    2. 安全衛生目標を設定し、その達成のため、マネジメントシステムを継続的に改善し、維持・向上させます。
    3. 管理・監督者は安全衛生の危険源を把握し、その低減措置を計画的に実行します。
    4. 管理・監督者は従業員との協議、対話の場を通じて、意見を活動に反映していきます。
    5. 管理・監督者は従業員の不安全行動を見過ごさず、指導します。
    6. 従業員は決められたルールを守り、自らの安全・健康を確保します。
    7. 従業員は危険源を発見したときは上司に報告し、改善を求めます。

組織体制の概要

図:組織体制の概要

労働災害リスクの低減

国内事業所における工場内のすべての職場では、安全総点検を実施して潜在的な危険源を特定し、リスクの大きさに応じた低減措置を実施しています。安全衛生担当役員が主導する定期的な構内安全巡視活動における指摘事項についても同様の措置を講じています。また、職場の作業環境測定や、作業者への有害物質の影響をモニタリングする特殊健康診断を定期的に実施し、それらの結果に基づいて作業環境を改善しています。

海外グループ会社の生産工場に対しては、CSR推進メンバーによる安全衛生監査の結果に基づいた労働災害リスクの再評価や危険箇所の指摘などを継続的に実施しています。指摘事項への改善に際しては、国内の管理基準や運用プロセスを情報共有して、グループ全体のリスク低減に繋げています。

休業度数率および休業強度率(株式会社 GSユアサ)

2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度
休業度数率※10.550.850.450.470.62
製造業平均度数率1.061.151.021.201.20
休業強度率※20.010.010.010.000.01
製造業平均強度率0.060.070.080.100.10

1 休業度数率:労働時間100万時間当たりに発生する休業者数を示すもので、次の式で表される。

式:休業度数率

2 強度率:労働時間1,000時間当たりの災害によって失われた労働損失日数を示すもので、次の式で表される。

式:強度率

工場内の通行における安全の確保

国内事業所では、ソフトポールの設置による歩車分離、横断歩道の数や位置の最適化、車両の一方通行化、自転車の乗り入れ制限などの取り組みによって、工場内の通行における安全環境を整備しています。

京都事業所では、工場内に点在している駐輪場を一つに集約して、歩行者と車両との接触機会を削減する取り組みを進めています。また、工場周辺の道路や歩道の見通しを良くする対策や車両の出入りを知らせる自動警報装置を設置することで、通用門付近を通行する自転車や歩行者の安全を確保しています。

当社グループは、工場内の移動によって発生する事故を防止するために、工場内の交通安全措置と通行ルールの徹底化を図っています。

熱中症への対策

国内事業所では、熱中症による労働災害が増加している状況に対応するために、高温多湿な作業環境での身体への悪影響を緩和する対策や休憩時間のタイミングなどを示した熱中症対策ガイドラインを労働者に周知しています。また、熱中症の初期症状を緩和する応急処置セット(塩分補給品、保冷剤など)を作業現場に常備する準備を進めています。

2019年度は、熱中症対策セミナーを開催して労働者への注意喚起を促すとともに、作業現場に体温上昇を抑制する作業服を導入することで労働環境の改善を図りました。京都事業所では、構内を巡回するマイクロバスを夏季に運行させて、労働者の炎天下での構内移動による身体的負担を軽減する取り組みを開始しています。

当社グループは、高温多湿な作業環境での徹底的な体調管理(適切な水分や塩分の補給など)や労働者の熱中症予防意識を向上させる啓発活動などを通じて、従業員への熱中症予防対策を積極的に推進しています。

労働者の安全意識の向上

当社グループでは、安全衛生管理の運用を維持向上させるために、労働者の安全意識の向上を図る活動を実施しています。

また、安全衛生リスクを顕在化させない教育訓練を通して、安全衛生活動の定着化やレベルアップを図っています。

安全意識の向上を図る活動の例

  • 労働安全に対する経営幹部の決意表明書の全職場への掲示
  • 構内での安全に対する基本事項を示した構内安全カードの配布
  • 安全衛生意識調査の定期的な実施

安全衛生リスクの顕在化防止に対する教育訓練の例

  • 安全手法(危険予知、リスクアセスメントなど)に関する教育の定期的な実施
  • 職場に存在する身近な危険を体験的に理解する危険体感教育の定期的な実施
写真:危険体感教育の風景その1

危険体感教育の風景①
(2016年3月)

写真:危険体感教育の風景その2

危険体感教育の風景②
(2016年3月)

適正な労働時間の維持

労働時間の最適化

当社グループは、従業員の健康を守り、安心して働ける職場の実現を目指して、労使が協力して労働時間の適正化に取り組んでいます。株式会社GSユアサでは、労働時間の正確な把握と管理を行うシステム(勤怠管理システム、入出門管理システム)を導入して運用しています。また、労使で毎月開催する労働時間専門委員会で長時間労働者などの状況確認を行うなど、適正な労働時間管理に取り組んでいます。

長時間労働となった従業員に対しては産業医面談による健康状態の把握などを行い、上司への長時間労働抑制勧告制度(「働き方改革」参照)により労働時間の削減対策を講じています。また、毎年、従業員に対して労働時間ルールの理解促進と適切な労働時間管理をテーマとしたコンプライアンス教育を実施しています。

年間総労働時間

図:年間総労働時間

対象者:一般社員(休職者・海外駐在員除く)

年間所定労働時間:所定労働時間-休暇取得時間-遅刻および早退などの不在時間

期間:1月~12月

働き方改革

当社グループでは、従業員の心身の健康を維持することによる仕事の効率性や業務に対する創造性の向上を目的として、労使が協力して長時間労働抑制や年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。

メリハリのある働き方を目指す取り組みの事例

  • 週1回のノー残業デーの設定
  • 年間最低10日間の年次有給休暇取得の義務化
  • 所定休日の2日連続労働の禁止
  • 深夜帯時間外労働の禁止(午後10時~翌午前5時)
  • 基準時間超過労働者のモニタリング、上司に対する長時間労働抑制対策実施勧告制度の運用

年次有給休暇取得率

図:年次有給休暇取得率

対象者:一般社員(休職者・海外駐在員除く)

期間:9月~8月

中長期的な人材育成と適切な評価

自律型人材の育成

当社グループでは、現場が企業価値を生み出すエンジンであり、その主役は現場で働く従業員であると考えています。そのために、最善の人材育成の場である日常の活動現場では、課題管理制度を中心としたOJT(On-the-Job Training)を通じて、自律型人材の育成に取り組んでいます。

また、コミュニケーション研修や自由参加型研修などのOff-JT(Off-the-jobTraining)によって、キャリア開発やマネジメント能力の向上を図っています。なお、キャリア開発については、全従業員がキャリア形成に関するレビューを毎年実施することによって、従業員が主体的に仕事に対する目標やありたい姿を考えていくキャリアマネジメントを促進しています。

人材育成の基本

図:人材育成の基本

研修体系

図:研修体系

従業員一人あたりの人材育成研修年間平均時間(2019年度、株式会社 GSユアサ)

項目区分平均研修時間
性別男性7.2時間
女性11.3時間
従業員区分無期雇用8.2時間
有期雇用0.1時間

多様な働き方の尊重

女性活躍の推進

当社グループでは、女性活躍のための環境と機会を提供して女性一人ひとりが輝ける基盤を整備することが、企業理念である「革新と成長」の実現につながると考えています。そのために、女性が自身の能力を一層発揮できる女性活躍推進の施策を実施しています。女性従業員が3つの「L」の相乗効果で自己成長意欲を高め、活躍のあり方を増やすことで、一人ひとりが自分の色で輝ける会社を目指しています。

宣言します!

GSユアサは、明るく楽しくポジティブに、
女性の活躍のあり方を多様に実現します!

3つのL

図:3つのL

女性活躍推進行動計画
(2019年4月1日~2022年3月31日)

  • 目標 1新卒者の総合職採用に占める女性の割合を毎年度30%以上とする
  • 目標 2男性の育児参加を促進するため、育児支援制度の理解を図る
  • 目標 3半日有給休暇の取得上限回数を増やす

女性の役職登用状況(2019年4月1日、国内事業会社)

区分女性
(人)
全体
(人)
女性比率
(%)
管理職187532.4
うち部長職以上22530.8
役員0390.0

障がい者の雇用

株式会社 GSユアサは、障がい者雇用を推進するために、2007年 12月に特例子会社の認定を取得した会社を含め、障がいを持つ従業員に働く場を広く提供しています。

2020年4月1日時点における株式会社 GSユアサの障がい者雇用率は、法定雇用率(2.2%)を上回る2.53%です。今後も継続して、障がい者の能力や特性に応じた雇用管理などの取り組みによって、働きやすい職場環境の維持および向上に努めます。

特例子会社:子会社が障がい者雇用に特別の配慮をしていると厚生労働大臣から認定を受けた場合に障がい者雇用率の算定において親会社の一つの事業所とみなすことができる障害者雇用促進法による制度

高年齢者の再雇用

当社グループでは、定年を迎えた従業員が豊富な経験や高度なスキル・技能を活かして働き続けられる再雇用制度を運用しています。定年を迎えた従業員が雇用延長を希望する場合、業務の必要性や本人の職務能力などを評価した上で適切な処遇決定や人員配置を実施しています。また、再雇用者が働きがいを持って働くことができるように、現役社員と同様な業務目標管理制度を運用して業務実績を処遇に反映しています。

今後、日本の社会は、少子高齢化が進み、人材確保が困難となる状況が想定されています。当社グループは、高年齢者の雇用に取り組むことで、労働力不足を解消する一つの対策として捉えるだけに留まらず、優秀な高年齢者がスキルやノウハウを発揮することによる持続的な事業成長力の向上を目指しています。

高齢者の再雇用状況(2019年度、国内事業会社)

区分雇用者数
(人)
雇用率
(%)
再雇用希望者
雇用率(%)
男性15382.3100
女性10100100
合計16383.0100

雇用率:定年退職者における再雇用者の割合

再雇用希望者雇用率:再雇用希望者に対する雇用の割合

仕事と育児・介護の両立支援

株式会社 GSユアサは、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を労使で策定し、「社員が育児に参加しやすい環境づくり」を目指して本計画を達成するための活動に取り組んでいます。また、社内イントラネットに「仕事と育児両立支援掲示板」を開設して、社員に育児関連制度に係る情報を発信しています。さらに、出産・育児、介護に関する支援制度の活用促進のため、マネジメント層に対しても階層別研修などを活用して周知徹底を図っています。

出産・育児、介護に関する支援制度

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項目制度内容
出産
育児
妊娠中の通勤緩和 妊娠中の女性社員に対して勤務の始めまたは終わりの勤務を免除する制度(最大60分/日)
産前産後休暇 産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)と産後8週間の休暇を取得できる制度
妊娠通院休暇・母性保護休暇 妊娠中や出産後1年未満の女性社員が健康診査などのために休暇を取得できる制度
母性保護休職 妊娠中や出産後1年未満の女性社員が休職できる制度(最長1年間)
慶弔休暇(出産) 子供が生まれた時に休暇を取得できる制度(3日間)
育児休業 子供を養育する社員に対して休業できる制度(最長で子供が2歳になるまで対象)
育児短時間勤務 小学校6年生以下の子供や障がいを持つ子供を養育する社員が短時間勤務やフレックス勤務ができる制度
看護休暇 小学校3年生以下の子供の看護のために休暇を取得できる制度(子供が一人の場合は5日/年、二人以上の場合は10日/年)
哺育時間 満1歳に達しない子供を哺育するための時間を取得できる制度(2回/日、各30分)
時間外労働や深夜労働の免除・制限 子供を養育する社員に対して時間外労働や深夜労働を免除・制限する制度
介護 介護休業家族を介護する社員が休業できる制度(最長1年間)
介護休暇 家族を介護する社員が休暇を取得できる制度(対象家族が一人の場合は5日/年、二人以上の場合は10日/年)
介護短時間勤務 家族を介護する社員が短時間勤務やフレックス勤務ができる制度(最長3年間)
時間外労働や深夜労働の免除・制限 家族を介護する社員に対して時間外労働や深夜労働を免除・制限する制度
その他 積立休暇 失効した年次有給休暇の積立休暇制度(最大40日、家族の看護・介護、小学校3年生までの子供の育児などの事由による取得)
時間単位休暇 付与された年次有給休暇のうち1時間単位で休暇を取得できる制度(最大24時間/年、2020年9月より最大40時間/年へ拡大予定)
在宅勤務制度 仕事と育児・介護の両立を促進するために自宅で業務に従事できる制度
カムバック制度 子供の養育、家族の介護などを理由に退職した社員が一定の要件を満たした場合に、再度、社員として採用できる制度

育児支援制度の活用状況

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年度女性男性
取得者数(人)取得率(%)復職率(%)取得者数(人)取得率(%)復職率(%)
20145100.0100.000.0---
20159100.0100.011.1100.0
20167100.088.923.050.0
20178100.087.511.2100.0
201815100.091.021.8100.0

対象者:一般社員(休職者・海外駐在員除く)

介護支援制度の活用状況

年度介護休業介護休暇
取得者数(人)復職率(%)取得者数(人)延べ日数(日)
20142100.01242.5
20151100.0726.5
20161100.01030.0
20171100.01463.5
20182100.023103.0

対象者:一般社員(休職者・海外駐在員除く)

期間:4月~3月(介護休業)、9月~8月(介護休暇)

TOPICS

株式会社 GSユアサは「プラチナくるみん」の認定を受けています

「プラチナくるみん」とは、高い水準の子育て支援に取り組んでいる企業を厚生労働大臣が認定する制度です。

株式会社 GSユアサは、従前より、社員が仕事と育児を両立できる環境整備を進めており、2017年には「くるみん」の認定を受けました。その後、さらなる両立支援の促進とその効果の拡充を図るための行動計画を策定し、育児短時間勤務制度の対象期間の拡大や育児を対象とする在宅勤務制度の導入などを実現したことで、「プラチナくるみん」の認定に至りました。

当社グループは、今後も従業員が安心して仕事と育児を両立させることができるように、継続的な子育てサポート企業を目指していきます。

プラチナくるみん認定書

健康経営への取り組み

当社グループは、企業理念である「社員と企業の革新と成長」を実現するために、従業員が心身ともに健康な状態で業務を遂行し、最大のパフォーマンスを発揮できる土壌を整えることが重要と考えています。

健康経営方針

GS YUASAは、従業員と企業の「革新と成長」の実現のために、
健康保険組合と連携しながら、従業員およびその家族の健康に向き合い、
従業員一人ひとりがいきいきとやりがいをもって働けるよう「健康づくり」を推進します。

  • 生活習慣病やメンタル疾患の発症および深刻化の予防に努めます。
  • 誰もがその人らしく働けるよう、仕事と治療の両立を支援します。
  • 健康を維持、増進するための健康づくりを推進します。

推進体制

当社グループでは、本社に統括産業医(専属産業医)と主要な事業所に産業医を選任し、全国に10名の看護職が常勤しています。また、健康保険組合と協働して、健康管理担当役員(健康保険組合理事長を兼任)や労働組合幹部が出席する健康管理推進委員会を開催し、従業員の健康課題に対する施策を推進しています。なお、本社および一部の事業所では、毎週、臨床心理士のカウンセリングを受けることができる環境を整備して、メンタル不調者の重症化の未然防止に取り組んでいます。

「健康づくり」のための具体的な施策

  1. 生活習慣病の予防
    • 定期健康診断有所見者への受診確認およびフォロー
    • 労災二次健康診断(労災保険給付で実施される二次検査)の対象者への受診勧奨の徹底
    • 会社と健康保険組合のコラボによる従業員の健康促進を目的とした「健康メルマガ」の定期配信
    • 受動喫煙対策および禁煙対策の実施
    • 新卒者および中途採用者への健康相談や教育の実施(早期の健康リテラシーの向上)
    • 健康イベントの開催(年2回のウォーキングイベントなど)
  2. メンタル不調者の早期発見と対処および重症化の予防
    • 産業医や看護職との面談、カウンセリングなどの体制の拡充
    • ストレスチェックにおける高リスク者全員に対する看護職との面談勧奨の実施
    • ラインケア(管理監督者によるケア)やセルフケア(本人の気づきによるケア)に関する研修の継続的な実施
  3. 「がん」の早期発見および早期対処
    • 定期健康診断における各種がん検診および婦人科検診の実施(自己負担なし)
    • 従業員やその家族へのがん自己検診キットの定期的な配布 (自己負担なし)
  4. 労働時間の適正化、ワークライフバランスの確保
    • ノー残業デーの徹底
    • 年間最低10日間の年次有給休暇取得の義務化
    • 1ヶ月の時間外労働上限時間の設定
    • 所定休日の2日連続労働、深夜時間帯における時間外労働の禁止
    • 時間単位休暇制度や在宅勤務制度の導入、フレックスタイム制度の拡充

「健康づくり」に対する目標値および実績値

項目目標値実績値
2017年度2018年度2019年度
定期健康診断
受診率
100%100%100%100%
定期健康診断
有所見者
受診率
70%57%59%63%
ストレス
チェック
受診率
100%84%93%94%
喫煙率20%24%23%22%
婦人科健診
受診率
100%58%55%58%
大腸がん
検診受診率
100%65%65%67%

TOPICS

当社は「健康経営優良法人」に認定されています

当社と国内グループ会社4社は、 経済産業省と日本健康会議が主催する健康経営優良法人認定制度において健康経営優良法人の認定を4年連続で受けました。

本制度は、地域の健康課題や日本健康会議が進める健康増進への取り組みに対して特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰するものです。

今後も引き続き、従業員が健康でいきいきと働ける職場環境づくりを目指して、健康経営の促進に努めます。

写真:認定証

宗教上の慣習に配慮した事業運営

イスラム教徒が多数を占めるインドネシアに所在する海外グループ会社では、イスラム教の伝統や慣習に配慮した事業運営を行っています。

PT. Yuasa Battery Indonesia、PT. Trimitra Baterai Prakasa、PT. GS Batteryでは、事業所内にモスクを設置しています。従業員には就業時間中におけるモスクでの礼拝を認めており、毎週金曜日の礼拝には社外からも信者が集まってきます。また、当社グループの京都事業所においても、モスクとして利用可能な多目的室を事業所内に設置し、就業時間中における礼拝を認めています。

当社グループは、現地の慣習、文化的価値観、宗教などを理解し尊重することが、現地従業員との良好な関係を築き、事業運営を効果的に進める上で不可欠であると考えています。

TOPICS

ダイバーシティ特設サイトを開設しました

当社グループは、ダイバーシティに対する考え方や活動状況などをタイムリーに情報提供する特設サイトを2020年4月に開設しました。本サイトは、当社グループにおける女性活躍推進や働き方改革への取り組み、障がい者や外国人の雇用などに関する情報をわかりやすく掲載しています。

今後も、多様な人材がその能力を最大限に発揮することができる機会を提供する計画やパフォーマンスなどの情報を積極的に開示していきます。

ダイバーシティ特設サイトについてはこちらをご覧ください
バナー:GSユアサのダイバーシティ

TOPICS

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた人事労務対応

世界的流行を引き起こしている新型コロナウイルスに対しては、「混雑した場所は避ける」、「人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避ける」などの感染拡大防止に向けた強い社会的な要請があります。当社グループでは、従業員の安全・安心を確保するために、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた人事労務管理を実施しています。

在宅勤務制度や時差勤務制度の導入

新型コロナウイルス感染症対策として、在宅勤務制度および時差勤務制度を導入しました。いずれの制度も利用回数の制限は設けていません。また、在宅勤務と時差勤務の併用を認めるなど、積極的に活用しやすい制度の運用を整備しました。

学校休業などに伴う休暇の取り扱い

保育所の自粛要請や学校休業などの事由により勤務が出来ない場合や、持病があるなどの理由によりコロナウィルス感染時の健康リスクが大きい場合には、従業員が積み立てしている休暇の取得を認めています。また、積立休暇を保有していない従業員には、法定外休暇として特定休暇の取得を一部認めています。

食堂利用への配慮

  1. 食堂利用時間の分散化
    従業員の食堂利用時間を前半と後半に分散させることで、食堂での混雑を緩和しています。
  2. 座席配置の変更
    食事中の感染を防止するため、食堂利用者が対面とならないように座席配置を変更し、従業員には短時間での食堂利用を要請しています。
  3. 食堂内の換気
    密閉空間である食堂ホール内を換気するために、食堂利用中の窓やドアを開けています。
  4. 食堂利用前の手洗い
    食堂利用者が手指を消毒できるように、洗面所などにアルコール消毒スプレーを設置しています。

新入社員への配慮

2020年度の入社式や新入社員集合研修は中止とし、新入社員は配属先でのOJT教育を4月1日から開始しました。なお、新入社員集合研修プログラムは、職場で学習できるように映像講習やWebラーニングを活用した形式に変更しています。

採用活動での配慮

2020年3月以降に予定していた採用イベント(会社説明会、懇談会など)をすべて中止し、Web会社説明会を実施しています。2020年4月8日以降のジョブマッチング面談は、対面式の面接ではなく、Web面接に変更しています。また、中途採用者に対してもWeb面接を実施しています。