GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:並河 芳昭、本社:京都府 福知山市。以下、GYT)製の「ロケット共通リチウムイオン電池」が、2021年11月9日に打ち上げられたイプシロンロケット5号機に搭載されました。

「ロケット共通リチウムイオン電池」は株式会社IHIエアロスペース(代表取締役社長:並木 文春、本社:東京都江東区)殿との契約によりGYTが開発したもので、2013年に打ち上げられたイプシロンロケット初号機から継続して採用されています。
GYT製のリチウムイオン電池はイプシロンロケット5号機の1~3段目に搭載されており、ロケットの制御系機器などに電力を供給します。また同ロケットには、H-ⅡAロケットの固体ロケットブースター(SRB-A)にも採用されている駆動用熱電池も搭載されており、飛翔中のイプシロンロケットの姿勢制御系機器に必要な電力を供給する働きをしています。

GYTは特殊用途の電池や電源を開発・製造販売しており、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドで、高性能かつ高品質な電池をお届けしています。今後も高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて、宇宙開発事業に貢献してまいります。

■1. イプシロンロケット5号機 飛翔イメージ(提供:JAXA)

■2.ロケット共通リチウムイオン電池(左)、駆動用熱電池(右)

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