株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション(社長:村尾 修、本社:京都市南区)は、株式会社三菱UFJ銀行(頭取:半沢 淳一、本店:東京都千代田区。以下、三菱UFJ銀行)、三井住友信託銀行株式会社(社長:大山 一也、本店:東京都千代田区。以下、三井住友信託銀行)、株式会社京都銀行(頭取:土井 伸宏、本店:京都市下京区。以下、京都銀行)、株式会社滋賀銀行(頭取:高橋 祥二郎、本店:滋賀県大津市。以下、滋賀銀行)とサステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL)の融資契約を本日締結しました。

SLLとは借り手による野心的なサステナビリティ・パフォーマンス目標(以下、SPTs)の達成状況と金利等の借入条件を連動させた融資手法であり、サステナビリティ経営の高度化を動機付けることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動や成長を促進することを目的とするものです。

【SLLの概要】

実行日2021年7月19日
期間5年
借入総額70億円
資金使途事業資金
貸出人三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、京都銀行、滋賀銀行
(各行とのバイラテラル方式※1
KPICO2排出量の削減
SPTs2030年度までに、CO2排出量(総量ベース、スコープ1、2※2)を、2018年度実績比30%以上削減するためのマイルストーンとして、2025年度までに2018年度比15%削減
※1 バイラテラル方式とは、銀行貸し出しの契約形態の一つで、貸し手(金融機関)と借り手(企業等)が相対で契約する貸出方式のこと。
※2 スコープ1とは、事業者自らによる温室効果ガスの直接排出のこと。(燃料の燃焼、工業プロセス)
   スコープ2とは、他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出のこと。

当社は温暖化に伴う気候変動が社会にとって重要な課題であると認識し、事業活動によって発生する温室効果ガス削減を推進しています。脱炭素社会への移行に向け企業としての責任を果たすため、2021年5月12日公表※3の通り「GY環境長期目標2030」を設定し、2030年度までに当社事業活動による温室効果ガスを2018年度比で30%以上削減することを目指しています。

今回締結したSLLにおいては「GY環境長期目標2030」に則り、重要指標(KPI:Key Performance Indicators)を「CO2排出量の削減」、当該指標に係わるSPTsを「2030年度までにCO2排出量(総量ベース、スコープ1、2)を、2018年度実績比30%以上削減するためのマイルストーンとして、2025年度までに2018年度比15%削減」と設定しています。返済期限到来までに複数回の判定機会を設け、SPTs達成状況に応じて金利の優遇を受けることができます。
当社においては目標達成で得た金利メリットを京都市環境共生市民協働事業基金(京都市民環境ファンド)へ寄付することにより、当社のESGへの取り組みによる企業価値向上に留まらず、寄付を通じて地域社会の健全で持続的な発展に貢献することを目指します。

GSユアサグループは、今後もサプライチェーン全体でカーボンニュートラルの達成に向けた取り組みを推進し、持続可能な社会への貢献に取り組んでまいります。

※3 2021年5月12日付公表資料はこちらをご参照ください。
   「GSユアサグループ 温室効果ガス削減目標「GY環境長期目標2030」の公表について」
https://www.gs-yuasa.com/jp/newsrelease/article.php?ucode=gs210517120607_990

本件は株式会社日本格付研究所より第三者意見を取得しています。
第三者意見の詳細はこちらをご参照ください。
https://www.gs-yuasa.com/jp/nr_pdf/nr20210719.pdf
[この件に関するお問い合わせ先]
株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション
コーポレート室(広報)  TEL 075-312-1214