株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、2020年8月に採択された、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「令和2年度 需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(以下、VPP※1)構築実証事業費補助金」を利用し、2021年2月、当社京都事業所内に電力貯蔵システム(以下、ESS)を導入しました。

GSユアサは2016年度からVPP構築実証事業に参画し、大型蓄電池の導入および制御の検証を進めてきました。2017年度には京都事業所にコンテナ型のESSを導入し、外部の大型蓄電池サーバからの指令に基づき電力需給調整の運用実証を開始しました。
今回ESSを追加で設置したことにより、平常時には電力逼迫時のピークカットを行い、事業所の電力コストの更なる低減を実現できます。また、商用停電時にはESSと既存の太陽光発電システムを組み合わせて同事業所の厚生棟に電力供給を行い、大規模災害発生時の従業員の安全確保と事業継続計画(以下、BCP)機能の向上に貢献します。

当社は蓄電池とIoT技術を連動させる新たなエネルギーマネジメントを実現し、エネルギー利用の最適化や、再生可能エネルギー発電設備に併設する蓄電池のさらなる導入拡大を目指し、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

今回設置したESSの概要


施設名 GSユアサ京都事業所 西地区
所在地 京都市南区吉祥院新田参ノ段町1番地
工期 着工:2020年9月  竣工:2021年2月
導入設備 パワーコンディショナ(ラインバック オメガES) 出力500kVA(100kVA×5セット)
リチウムイオン電池 容量506.0kWh(101.2kWh×5セット)


特長

1.コンテナ搭載の分散型ESSを採用
単機出力100kVAの当社製ESS(ラインバック オメガES)をコンテナに搭載し、同事業所内の遊休スペースの有効活用や工期短縮、設置コスト低減を実現しました。また、空調設備によりコンテナ内の温度を管理することで、ESSのアベイラビリティ※2の向上も実現しました。

2.ネットワークカードを採用
当社が独自に開発したネットワークインターフェースカード(NIC)※3をESSに内蔵し、NICとリソースアグリゲーター間でOpen ADRプロトコル※4にて通信を行い、ベースラインを大型蓄電池サーバに送信します。また、大型蓄電池サーバより受信するDR指令に基づき、パワーコンディショナを制御して充放電を行うことで電力の需給バランスの制御を行います。


※1 小規模な太陽光発電や蓄電池など、散在するエネルギー源をIoT機器によって遠隔で制御し、一つの発電所のように機能させる仕組みです。電力の負荷平準化や再生可能エネルギーの供給過剰時の余剰電力の吸収、電力不足時の電力供給など、電力の需給バランス調整機能として活躍することが期待されています。
※2 ESSを正常な状態で継続的に運用し続けることができるシステムの耐久性・可用性・稼働率のことで、システムとは、ESSを構成する蓄電池やパワーコンディショナ、付帯設備などを統合したものです。
※3 当社が取り扱う製品(汎用/大型UPS、直流/交流電源装置、パワーコンディショナ、リチウム/鉛蓄電池システム)に組み込み、外部機器との通信を始め、ネットワーク対応および遠隔監視システムと通信を行うための基板です。
※4 電気の需要と供給のバランスをとるために、システム間の通信により、リソースアグリゲーターが自動的に需要家側のエネルギー機器を制御する自動ディマンドリスポンス(ADR: Automated Demand Response)のためのプロトコルです。

■電力制御のイメージ

■1.ESSコンテナ外観 

■2.BCP対応の拠点として活用する厚生棟

■3.遠隔管理システムのWebアクセス画面

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