株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区)の子会社である株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:加藤 泰一郎、本社:京都府福知山市。以下、GYT)は、防衛装備庁(長官:渡辺 秀明、所在地:東京都新宿区)殿と契約しました「海上自衛隊向け潜水艦搭載リチウムイオン電池」の専用工場を2016年10月に滋賀県草津市に建設、2017年3月より量産を開始する予定です。
現在、日本の潜水艦には動力源として鉛蓄電池が搭載されていますが、2015年度以降に建造を開始される潜水艦からは、鉛蓄電池に代わってリチウムイオン電池が搭載されることになります。
GYTは1990年代から潜水艦に搭載するリチウムイオン電池の開発を始め、2000年代前半に防衛庁技術研究本部(当時)殿と三菱重工業株式会社(社長:宮永 俊一、本社:東京都港区)殿が契約した「潜水艦用新型主蓄電池の研究試作」に参画しました。長年にわたる潜水艦用鉛蓄電池の製造により得た豊富な経験と実績をもとに、潜水艦に求められる品質および性能に合致する潜水艦用リチウムイオン電池の開発を完了させ、2015年度に防衛装備庁殿と契約を締結しました。今後は2017年3月に向けて量産体制を整え、2018年8月に海上自衛隊殿へ納入する予定です。
GYTは特殊用途の電池や電源を開発・製造販売しており、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドで、高性能かつ高品質な電池をお届けしています。
今後も高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて防衛や宇宙開発へ貢献してまいります。
■そうりゅう型潜水艦
(提供:海上自衛隊殿)
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