GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:加藤 泰一郎、本社:京都府福知山市。以下、GYT)は、高性能宇宙用リチウムイオン電池「JMG042」(容量42Ah)、「JMG055」(同55Ah)、「JMG110」(同110Ah)、「JMG190」(同190Ah)の4機種を新たに開発しました。これにより、2013年にJAXAコンポーネント※1に登録された「JMG150」(同150Ah)を含め、42Ah~190Ahという幅広い容量のラインアップが揃いました。

GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は、大容量ならびにその優れた性能が評価され、人工衛星や宇宙ステーション補給機など数多くの宇宙機に採用されています。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:奥村 直樹、本社:東京都調布市。以下、JAXA)殿から委託を受けて開発した高性能宇宙用リチウムイオン電池は、標準型電池(JMG050, JMG100)と比較して寿命性能が大きく向上しており、今後開発される人工衛星への採用が見込まれています。

GYTは特殊用途の電池や電源を開発・製造販売しており、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドで、高性能かつ高品質な電池をお届けしています。

今後も高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて、宇宙開発事業へ貢献してまいります。

※1 JAXAコンポーネントとは、JAXA研究開発部門が人工衛星に共通に使用される搭載コンポーネントやデバイスを開発し、JAXAデータベースに登録・開示する制度

 http://www.ard.jaxa.jp/database/db-compindex.html

高性能宇宙用リチウムイオン電池のラインアップの概要

部品番号JMG042JMG055 JMG110JMG150 JMG190
定格容量(Ah)42 55 110150 190
寸法※2(mm)W98×D37×H159 W130×D50×H131 W130×D50×H216W130×D50×H271W165×D50×H271
質量(kg)1.1 1.53 2.773.554.59
セル形状長円筒形
寿命低軌道:7年、静止軌道:20年
※2 寸法Hは端子まで(スタッドボルトは除く)

■高性能宇宙用リチウムイオン電池のラインアップ

手前左側から「JMG042」「JMG055」、奥左側から「JMG110」「JMG150」「JMG190」

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株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー 営業部  TEL 03-5402-5867
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株式会社 GSユアサ 広報・IR室       TEL 075-312-1214