株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、上海振華重工(英文社名: Shanghai Zhenhua Heavy Industries Company Limited. 本社: 中国・上海。以下、ZPMC)殿が中国上海市の洋山深水港区四期に納入する港湾AGV(無人搬送車)の駆動用リチウムイオン電池システムを受注しました。GSユアサ製のリチウムイオン電池が搭載された50台の港湾AGVは、2017年1月より運用が開始される予定です。

今回受注したシステムには、大容量タイプのリチウムイオン電池「LIM50EN-12」を使用し、1台の港湾用AGVに1,800セルの蓄電池が搭載されます。港湾用AGVは、海上輸送用コンテナを集積するコンテナヤードから、コンテナ船への荷役を行うガントリークレーンの間を無人自動運転で往復しコンテナ搬送する車両で、港湾物流拠点の効率化に貢献します。

GSユアサのリチウムイオン電池は、大容量や高入出力など幅広い用途に対応が可能です。大規模蓄電システムや鉄道車両をはじめとした産業用途、またロケットや人工衛星の特殊用途など様々な分野で使用されています。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車など電動化車両の需要が拡大している車載用とともに、今後はさらに、産業分野でも用途拡大を図り、省エネルギー社会に貢献してまいります。

ZPMC社製AGVに採用されたリチウムイオン電池の仕様
モジュール形式 LIM50EN-12S2-F2-1(12セルモジュール)
公称電圧 44.4V
公称容量 50Ah(2200Wh)
構成 15直列 10並列

■1. 港湾AGV(イメージ)

■2.LIM50EN-12

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