株式会社 GSユアサ(社長:依田 誠、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)が提供したリチウムイオン電池 を搭載した京都市梅小路公園(所在地:京都市下京区)のチンチン電車(市電)が、3月8日に運行を開始しま した。

GSユアサは「明治以来、京都のまちの発展に寄与した市電を、最先端の技術で甦らせたい」との京都市殿の意向に賛同し、昨年4月に京都市殿へ最新鋭のリチウムイオン電池を寄付するとともに、蓄電池制御に必要な技術的支援を行いました。開園式典・チンチン電車発車式では、京都市の門川市長より感謝状の贈呈を受けました。

このチンチン電車は明治後期の車両で、1994年から梅小路公園内で架線給電方式により運行されていたものです。公園の拡張再整備にあわせて、蓄電池を動力源とする車両に改造されました。

車両内外観は往年の姿のままですが、蓄電池車両化したことによって、架線なしで緑化された軌道上を静かに走る最先端のチンチン電車として生まれ変わりました。

この車両に使用されているリチウムイオン電池は、産業用途で使用される蓄電池で、総容量が33.7kWhあります。災害時には非常用電源としても活用することができます。

GSユアサグループは、今後も最新鋭のエネルギー技術で、地域社会の発展に貢献してまいります。

リチウムイオン電池の概要
モジュール形式 LIM50E-8G2-C1(8セルモジュール)
構成 12モジュール直列接続×2並列
電池数量 192セル
公称電圧 355.2V
総容量 33.7kWh

■1.チンチン電車

■2.リチウムイオン電池モジュール「LIM50E-8G2-C1 (8セルモジュール)」

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