マテリアリティ(ビジネスにおけるCSRの重要課題)

当社グループは、事業戦略にCSR課題を反映させるために、事業への影響度と事業活動が社会に与える影響度を分析・評価した上で、取り組む必要があるマテリアリティを明確にしています。

なお、特定したマテリアリティについては、必要に応じて、事業戦略に係る目標を設定し、その目標を達成するための具体的な活動計画や目標の達成状況を図る経営指標(KPI)を策定しています。

特定プロセス

ステップ1:CSRのリスクおよび機会の抽出

中期経営計画の個々の重要課題に対して、当該課題の達成を阻害するCSRリスクや当該課題の達成を推進するCSR機会を抽出しています。CSRのリスクおよび機会を抽出する際には、CSRに関連する国際的なガイドラインを参考にしています。

ステップ2:重要なCSRのリスクおよび機会の特定

ステップ1で特定したCSRのリスクおよび機会の大きさを、事業への影響度(発生の可能性×事業影響の大きさ)を考慮したスコアリング評価により、事業上の重点課題となるリスクおよび機会を特定しています。

次に、事業上の重点課題となるリスクおよび機会に対して、当社グループの事業活動が社会に与える影響を、CSRテーマの関連数や社会的重要度から評価して、CSRの重点領域となるリスクおよび機会を特定しています。

CSRの重点領域マトリクス

図:CSRの重点領域マトリクス<

ステップ3:マテリアリティの特定

ステップ2で特定した重要なCSRのリスクおよび機会を整理し、当該リスク・機会への対応方法を考慮した上で、マテリアリティを特定しています。また、必要に応じて、特定したマテリアリティの適切性を確保するために、外部の有識者とのダイアログを通じてステークホルダーの意見を取り入れています。

マテリアリティと対応計画

当社グループが特定したマテリアリティとその対応計画を次表に示します。本表に掲載したマテリアリティについては、対応計画に基づいた目標管理を実施して、改善を図っていきます。

なお、本表では、ステークホルダーの皆様にご理解いただけるように、当社グループが特定したマテリアリティと世界共通言語と考えるSDGsとの関連性を確認した結果も併せて掲載しています。

SDGs (Sustainable Development Goals):国連が採択した持続可能な社会を構築するための目標であり、解決すべきグローバルな社会課題を明確に示しています

マテリアリティ対応計画表(適用範囲は対象となるすべてのグループ会社を含まない場合があります)

マテリアリティ活動概要適用範囲KPI2018年度目標関連するSDGs
公正、透明かつ健全な事業活動の推進と腐敗の防止
CSR・コンプライアンスの徹底 法令情報の周知とコンプライアンス研修の推進 国内 法令情報の年間発行回数 16回
平和と公生をすべての人に
役職昇格者に対するコンプライアンス研修の実施率(階層別教育) 100%
海外 国内コンプライアンス研修システムの海外展開 現地研修システムの把握
各国の法令情報を共有するシステムの構築 各海外拠点の法令収集方法の把握
知的財産の保護 第三者知的財産権の侵害回避の徹底 国内 特許侵害予防調査の強化
(開発段階での調査の徹底)
運用完遂
模倣品の摘発促進(海外機関アクセスチャネルの拡大など) 海外 模倣品による知的財産侵害状況の現地監視および撲滅 運用完遂
機密情報管理の徹底 セキュリティ対策の推進と不正アクセス監視の強化 グローバル 高セキュリティレベル検知時のサイバー攻撃対応率 100%
国内 大量データ出力時の情報流出確認対応率 100%
海外 不正アクセス監視システムの海外グループ展開計画の達成 100%
情報セキュリティ教育の推進 国内 情報セキュリティ習熟度テストの合格率 100%
人権の尊重
人格の尊重 コンプライアンス研修の推進、ホットライン通報制度の周知徹底 国内 人権教育計画の達成 100%
海外 ハラスメント対応状況の把握 実績把握
適正な労働環境の維持、保全
人材開発の推進 人材育成プログラムの推進 国内 解析能力向上に係る教育計画の達成 100%
海外 解析能力向上に係る教育実施状況の把握 実績把握
労働環境・労働安全衛生の向上 従業員労働時間管理の徹底、長時間労働発生時の再発防止対応の推進 国内 ①長時間労働発生時の再発防止対応率
②労働時間に関する年間労使協議回数
③有給休暇年間取得日数
①100%
②12回
③10日/人以上
海外 長時間労働などの対応状況の把握 実績把握
労働安全衛生リスクマネジメントの推進 国内 ①休業災害発生件数
②作業者血中鉛濃度
③作業管理区分Vの対象数
①0件
②35㎍/㎗以下
③0件
海外 ①休業災害発生状況の把握
②作業者血中鉛濃度状況の把握と濃度基準値の設定
③鉛作業管理濃度基準値の設定
実績把握
管理基準値設定
安全、安心な製品、サービスを提供する責任の遂行
高品質な製品の提供 品質改善や品質コミュニケーション強化の推進(品質マネジメントシステムの活用) グローバル 品質目標の達成 100%
メンテナンスサービス体制の強化(拠点拡大、人員教育など) 国内 メンテナンス会社販売目標の達成 100%
製品安全教育の推進 グローバル 重大な製品事故の発生件数 0件
地球環境の保全
環境保護の推進 水資源の有効利用の推進 国内 排水量 77%以上削減
(2003年度比)
海外 水循環利用状況の把握 実績把握
低炭素社会実現への貢献 国内 CO2排出原単位 5%以上削減
(2013年度比)
海外 CO2排出削減目標管理状況の把握 実績把握
汚染予防対策の推進
(環境リスク管理の徹底)
国内 (水質、大気)自主管理基準値の超過件数 0件
海外 (水質、大気)自主管理基準の運用管理状況の把握 実績把握
地下浸透リスク調査の実施 実績把握
使用済み製品自主回収システムの海外展開の検討 海外 ①対象国の使用済み製品回収状況の把握
②対象拠点の使用済み製品回収システムの把握
実績把握
環境配慮製品の開発と普及 環境配慮製品に搭載される当社製品の市場拡大(低公害車用途など) グローバル 販売目標の達成 100%
環境性能を向上させる製品の開発 国内 リチウムイオン電池の寿命性能目標の達成 100%
サプライチェーンにおける社会的責任活動の推進
CSR調達の推進 紛争鉱物調査の継続実施 グローバル 紛争鉱物調査の実施率 100%
サプライヤーCSRリスクの管理 グローバル サプライヤーに対するCSR対応状況調査票の回収率 100%