鉛蓄電池 点検のお願い

平素は、弊社の鉛蓄電池製品（自動車用、バイク用、産業用、電動車用）をご愛顧いただき、ありがとうございます。

昨今、一部の海外他社製の鉛蓄電池において、高温環境下での使用や電解液が規定量以下の状態での使用、過充電などの一定条件が重なり、有毒ガスである硫化水素の発生が原因とされる事故が発生しております。これらの事故は、事前に鉛蓄電池の点検・診断を実施し、劣化状態に対する適切な処置または正しい使い方をしていれば、防止できたと言われています。

つきましては、同様の事故を防止するために、弊社製品をご使用いただく際には、以下の点に十分にご注意いただきますようお願いいたします。

• 蓄電池を取り付ける前に、必ず取扱説明書をお読みになり、蓄電池は指定された用途以外に使用しないでください。通気の悪い場所での蓄電池の誤った取扱いは、蓄電池から発生する硫化水素による中毒の原因となります。
• 車室内に搭載されている一括排気構造の蓄電池の場合、排気ホースを正しく装着し、発生するガスが車外へ排出される環境で使用してください。排気ホースの装着を誤って使用すると、硫化水素による中毒の原因となります。
• 蓄電池を交換する場合は、蓄電池を搭載している車両や機器で指定された適正な蓄電池に取り換えてください。適正でない蓄電池を使用すると、硫化水素による中毒の原因となります。
• 定期的に電解液量の点検を行ってください。電解液が異常に減少する場合は、蓄電池の使用を中止してください。電解液が規定量以下で使用を継続すると、硫化水素発生の原因となります。また蓄電池の破損などの原因にもなりますのでご注意ください。
• 異臭（卵の腐敗臭など)がある場合は、使用しないでください。異臭がした場合は、直ちに使用を停止し、車両や機器または蓄電池から離れて、通気の良い場所に移動してください。蓄電池から発生する硫化水素による中毒の原因となります。

お客様のご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

なお、一般社団法人 電池工業会、当社グループ会社である株式会社 ジーエス･ユアサ バッテリーからも同様のお願いをしておりますので、併せてご参照ください。