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株式会社GSユアサ 代表取締役社長 村尾修
自らの手で、新たな価値と革新を。
osamu murao

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社長ご本人について

GSユアサに入社したきっかけ、理由を教えてください。

蓄電池の大きな可能性に魅力を感じて入社を決意。

大学の研究室では、無機材料や電気化学を主に研究していたのですが、エネルギーを自由自在に蓄えて、活用できる蓄電池の可能性に魅力を感じ、当時お世話になっていた教授の薦めもあってGSユアサの前身である日本電池への入社を決めました。入社当時は経済成長期の真っ只中、資源に乏しい日本において、この先の将来、蓄電池の分野は必ず伸びていくだろうと、大きな期待感もありました。

若手時代に、最も印象に残っている出来事などがあれば教えてください。

20代の若さで、新規設備の量産立ち上げというスケールのある仕事を経験。

例を挙げればきりがありませんが、入社間もない20代という若い時期に、工場建設、工程レイアウト設計、新規設備の量産立ち上げを担当させていただいたことは、今思えばとても良い経験になったと感じています。寝食を惜しんで設備を稼働させてデータを取り、製品、設備ともに要求するスペックをクリアできているか、来る日も来る日もチーム一体となって確認作業を繰り返しました。設備導入直後、量産開始時のデータ収集、データ分析には細心の注意を払いました。そういった経験を通して、チームワークやデータの重要性を身をもって学び、モノづくりの面白さや難しさも実感することができました。

代表取締役社長 村尾修

社長を任されたときの、お気持ちを教えてください。

100年近い歴史を引き継ぐという、緊張感と大きな使命。

私が社長を任されたのは、創業100年を3年後に控えた2015年。私自身想像もしていなかったので、正直とても驚いたのと、大きな節目を前にした重要なタイミングでバトンを引き継ぐことになり、身が引き締まる思いでした。大役ではありましたが、モノづくりの現場を知る一人として、自分らしくチャレンジしようと心に決め、企業理念である「革新と成長」を確かなものにするため、「品質」を経営の中核におき、工場の第一線、営業の第一線がとにかく元気で活力のある会社にしたいと考えました。今も月に一度は生産現場へ足を運ぶ機会を作り、そこで生き生きと働く社員の皆さんとコミュニケーションをとることが、私自身の楽しみでもあります。

GSユアサの現在とこれからについて

現在のGSユアサを取り巻く世の中の動きや傾向について教えてください。

カーボンニュートラルへの移行を背景に、高まる当社への期待。

ここ数年、カーボンニュートラルの動きが世界規模で加速しています。特に欧州や中国、日本では、自動車の電動化や再生可能エネルギーの導入に向けた動きが顕著になっており、こういった動きを時代の変節点として捉えています。環境負荷の低減に費やすコストの増大や、主力事業としてきた自動車用の始動用鉛蓄電池の需要漸減といったリスクがあることも認識していますが、サステナブルとの親和性が高い当社事業製品にとって間違いなくチャンスであり、成長への追い風になると考えています。

GSユアサがこの先、中長期的に目指すビジョンについて教えてください。

電池を通じて持続可能な社会に貢献する、エネルギー・デバイス・カンパニーへ。

私たちの創り出す蓄電池は今日、暮らしや産業を支えるさまざまな社会インフラの中で重要な役割を果たしています。カーボンニュートラル実現が地球規模で重要な社会課題となる中で、「エネルギーを蓄え、必要な時に供給する」という機能を持つ当社グループの製品が果たす役割はますます大きくなっていると言えます。今後もエネルギーマネジメントを通じて、人と社会と地球環境に貢献する革新的な価値を創出し、持続的に成長し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

代表取締役社長 村尾修

ビジョン達成のために、必要なこと、社員一人ひとりに期待することは何でしょうか。

「深掘り」と「探索」の2つの軸。それを支える自律型人材の育成。

企業が新しい価値を創出し続けるためには、既存事業の維持と新たな事業機会の拡大の両立が必要だと考えています。当社で言えば、既存事業の競争力に磨きをかける「深掘り」とポストリチウムイオン電池やエネルギーマネジメントといった新たな事業機会の「探索」を軸とした両利きの経営が重要となります。その実現のため、それを支える人的資本の強化にも重点的に取り組んでいます。当社の求める人材は、自分で考え、主体的に行動し、成果を生み出す「自律型人材」です。従来の方法や慣習にとらわれない業務プロセスの刷新、技術の融合、統合、新技術の開発、新市場への開拓、参入など。それぞれの現場で従業員のみなさんが「革新と成長」を実践することでこそ、新しい価値が生まれると考えています。

就職活動中の学生の皆様へメッセージをお願いします。

何より大切なのは、自分の手で変化をつくり出そうという気概と情熱。

何事にも恐れず、チャレンジを繰り返し、自分の手で新しいものをつくり出そう、生み出そうという気概こそが、何より大切なことです。カーボンニュートラル、電動化といった時代の動きを背景に、この蓄電池の分野はまだまだ確実に伸びていく、大きな可能性を秘めていると感じています。これからのGSユアサの革新と成長を共に成し遂げる、モノづくりへの情熱溢れる人との出会いを心から楽しみにしています。

私の「i」message

代表取締役社長 村尾修
DENCHIでInnovationを。

「Innovation(=革新)」と聞くと、ものすごく大きなものをイメージしがちですが、私は技術革新、業務革新はもちろん、技術の融合、統合、一体化も合わせて実践していければと解釈しています。蓄電池を中心とした技術の革新によって、社会に貢献する新しい価値を生み出し、自らもその中で成長していく。個々の情熱の先にこそ、革新の道は拓けると信じています。