2023年4月6日開催
Vision 2035 (長期ビジョン・第六次中期経営計画)説明会

Vision 2035(長期ビジョン)

2035年のGSユアサのありたい姿

GS YUASAは、 4つの『Re』をキーワードにエネルギー技術の革新をすすめ、
モビリティと社会インフラの成長による社会課題解決に貢献し、
持続可能な社会と人びとの快適な生活環境を実現します。

GYカーボンニュートラル2050

※ GSユアサグループのCO2排出量集計基準を変更し、2018年度は再度第三者検証を受けています

  1. 環境省、IEAから入手した2018年の排出係数を使用して再計算
  2. 算定基準として支配力基準を採用し、直接影響を及ぼすことができる連結子会社を算定対象

カーボンニュートラル達成に向けた取り組み

省エネルギー対策の推進
1. 省エネルギー対応設備の導入
2. 効率的な充電処方の展開、新規開発

再生可能エネルギー発電の推進
1. 国内外の全事業所における導入の最大化
2. 自社製品(ESSなど)の導入や実証実験の実施

再生可能エネルギーの調達
1. 再生可能エネルギー由来の電力購入
2. 再エネ証書の調達

環境配慮製品の販売によるCO_{2}削減への貢献

第六次中期経営計画(2023~2025年度)

方針と施策

方針

Vision 2035で描くありたい姿実現に向けた変革のための土台作りの期間と位置づけ、
事業構造変革に向けた諸施策を実行します。

施策

1.BEV用電池開発

  • Hondaとの合弁会社を活用した高容量・高出力なリチウムイオン電池開発
  • モビリティ・社会インフラビジネス拡大のためのBEV用電池生産/供給体制整備

2.既存事業の収益力強化

  • 徹底した付加価値創出と収益性改善
  • 国内産業電池電源事業における圧倒的な優位性による利益の最大化
  • 中国事業見直しを含む地域戦略の転換、主要拠点へのリソース集中と利益の最大化

3.DX/新規事業

  • 事業構造転換を可能にするDX推進
  • 社会課題解決に貢献する新規事業創出

中期経営目標

  1. 上記指標はのれん等償却前利益(営業利益・当期純利益)に対するものです。
  2. ROICは、のれん等償却前営業利益÷投下資本(固定資産(のれん等除く)+運転資本)で算出。投下資本は期首と期末の平均値。

セグメント別目標

  • 営業利益はのれん等償却前営業利益、営業利益率はのれん等償却前営業利益率です。

セグメント別戦略

自動車電池(国内)

事業方針

事業環境の変化に対応した最適供給体制構築と収益率の向上

戦略および重要課題

生産

需要変動への迅速な対応と在庫削減を両立する供給体制の構築

販売/新車向け

原材料価格などの適正な売価反映による収益率向上

販売/補修向け

マーケティング戦略の再構築と高シェアの維持

IoT・DXによる効率化

SWOT分析

自動車電池(海外)

事業方針

選択と集中による将来に向けた経営体制の変革と収益力の強化

戦略および重要課題

東南アジア

アセアン拠点の強化による利益の最大化

中国

事業の抜本的見直しを推進

欧州

トルコ拠点を活用した欧州への安定供給、
中近東・北アフリカへの販売拡大

その他(豪)

生産基盤の強化と補修シェアの拡大

SWOT分析

地域別の戦略

産業電池電源

事業方針

次世代の成長を取り込む事業基盤の構築

戦略および重要課題

非常用(国内)

遠隔監視サービスの拡大

圧倒的な優位性により利益を最大化

常用(国内)

第二の事業の柱への布石

非常用(海外)

製品ラインアップ拡充による競争力強化

SWOT分析

常用分野の戦略

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、変動抑制や需給調整のための蓄電池の重要性が拡大しています。当社では、パワーコンディショナや蓄電池をパッケージとし、製品から施工、メンテナンスまでを一貫体制で提供できるAll in oneビジネスで、お客様への提供価値を高めるとともに、常用市場での存在感を高めていきます。

車載用リチウムイオン電池

事業方針

カーボンニュートラルや政府目標を機会と捉え、リチウムイオン電池事業の持続的な成長を達成する

戦略および重要課題

HEV/PHEV

歩留まり率、稼働率の向上

BEC第2工場のさらなる増産体制の構築

PHEV電池の開発・生産体制の強化

BEV

BEV電池開発体制の強化

BEV電池事業参入への準備

補機・
バックアップ用

製品開発/生産準備

SWOT分析

 

BEV用の戦略

モビリティ分野の柱となるBEV用リチウムイオン電池の量産に向けては、本田技研工業(株)と設立した新会社である株式会社Honda・GS Yuasa EV Battery R&Dでの研究開発における成果を活用して、2027年4月に生産ラインを稼働、同10月から本格的に量産を開始する予定です。日系自動車メーカーを中心に供給し、2030年にかけて順次生産ラインを立ち上げ、GSユアサ、本田技研工業、ブルーエナジーの3社で生産能力を20GWh /年へ拡大します。その後、2035年に向けてはGSユアサグループで20GWh超/年の生産能力を目指します。

HEV用の戦略

当社では、2030年代までは日系自動車メーカーを中心にHEV用リチウムイオン電池の需要が拡大すると予測しています。そのためブルーエナジーでは、第六次中期経営計画期間中に生産能力を年間7,000万セルまで増強して対応します。

<ブルーエナジーの売上高・営業利益の推移>

特殊電池およびその他

事業方針

最高水準の性能と品質の電池で新しい社会インフラ構築に貢献する

戦略および重要課題

特殊電池事業

防衛産業の基盤強化取り組みに伴う収益性の改善

次世代潜水艦用LiBの開発

航空機用LiBの増加に向けた対応

衛星用LiBの拡販

その他

環境対応コストの増加

DX/新規事業創出関連コストの増加

SWOT分析

財務方針、資本政策

財務方針

2025年度

目標

営業キャッシュ・フロー

対有利子負債比率※1

3年程度

総還元性向※2

30%以上

自己資本比率

40%以上維持

  1. 有利子負債(リース債務含む)/営業キャッシュ・フロー
  2. 2025年度の総還元性向はのれん等償却前総還元性向です。

第六次中計

3ヵ年累計

営業キャッシュ・フロー

1,400億円

投資キャッシュ・フロー

△1,900億円

フリーキャッシュ・フロー

△500億円

キャピタルアロケーション

マテリアリティ

過去の中期経営計画説明会資料

第五次中期経営計画(2019~2022年度)

第四次中期経営計画(2016~2018年度)

第三次中期経営計画(2013~2015年度)

第二次中期経営計画(2010~2012年度)