T.長期的な事業環境の見通し(2030年頃)

現在、自動車産業は「CASE」(Connected、Autonomous、Shared、Electric)という大きな変革期を迎えています。また社会のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは加速され、地球環境へのエネルギーデバイスの役割は、より重要なものになっていると想定しています。

これらの事業環境に伴い、自動車用途、産業用途等のリチウムイオン電池需要は、先進国を中軸に大幅な増加が見込まれます。また、GSユアサの主たる事業である鉛蓄電池需要もグローバルで安定的に推移すると見込んでおり、持続可能な社会に対する当社の役割を果たす機会は、ますます増えると考えております。

これらの事業機会に対し、第五次中期経営計画期間は、鉛電池事業において主要地域の収益力強化と重要地域・拠点に対する販売拡大策展開を行います。また、リチウムイオン電池事業においては当社の強みを活かした施策を展開し収益力の維持を図るとともに、設備投資・開発費用を戦略的に先行投入し、第六次中期経営計画以降の更なる成長に備える予定です。

U.第五次中期経営計画の概要

1.中期経営方針

予測した長期事業環境を前提に設定した長期目標を実現するために、第五次中期経営計画の方針は次の通りといたします。

<長期に目指す姿>

〜新たな価値を創造し続けるエネルギー・デバイス・カンパニーへ〜

<経営方針>

「モノ・コトづくり」をキーワードに新しい価値創造を通じて、鉛電池事業とリチウムイオン電池事業それぞれの持続的成長に繋がる戦略的な企業活動を行います。

<CSR方針>

GSユアサでは企業理念である「革新と成長を通じ、人と社会と地球環境に貢献する」を実践することが事業の持続的な成長に結びつくものとしています。

第五次中期経営計画期間は、CSR課題を事業戦略に取り込んだビジネスプロセスを確立し、財務・非財務の両面で経営の質を向上させ、事業と社会のサステナブルグロース(持続可能な成長)を目指します。

2.重要戦略課題

第五次中期経営計画期間では3つの重要戦略課題に取り組みます。第一にビジネスプロセスにおいて特定したCSRの重要課題に対する取り組みを強化します。第二に鉛電池事業の収益強化と海外事業拡大を通じて、経営基盤の強化を図ります。そして第三の課題として、第六次中期経営計画以降にリチウムイオン電池事業の規模と収益を拡大させるための布石を打ちます。

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