ごあいさつ

Top Message

画像:取締役社長 小倉祥司

当社は、湯浅電池株式会社(現 株式会社 GSユアサ)の自動車用鉛蓄電池のケース(電槽)と蓋を生産する子会社として、1966年に神奈川県小田原市にて「湯浅化成」として設立し、現在創業56年となりました。

設立当時はエボナイトというゴム製原料にて生産を行っていましたが、その後エボナイト電槽は、ポリプロピレン(PP)を射出成形で生産されるプラスチック樹脂製のPP電槽に移行し、1979年には、エボナイト電槽の生産に幕を下ろしました。その後は、PP電槽が主流となり、ABS電槽も加わり、自動車用鉛蓄電池や産業用鉛蓄電池、さらには、産業用アルカリ蓄電池向けの電槽や蓋を現在も主要事業として、継続しています。

近年は、自動車産業界の電動化に伴い、株式会社 GSユアサの商品群が増えることにより、HEV、BEV向けの関連部材の成形にも展開しています。

以上のように各種電池関係の成形事業に関連し、その成形金型の設計についても自社技術として、展開し独自のノウハウを確立しています。

また、京都長田野工場は湯浅電池株式会社(現 株式会社 GSユアサ)にて、鉛蓄電池用部品の高性能セパレーター(隔離板)が開発され、自動車用鉛蓄電池に採用されることになりました。その生産要請を受け、量産工場として1973年に誕生しました。さらに、バイク用や産業用の特殊電池にも採用されました。

その後、セパレーターの生産は減り、産業用のみが残る状況となり、同時期に湯浅電池株式会社(現 株式会社 GSユアサ)の城西工場移転が決定し、“ユミクロンろ過膜”の生産移管を受けることになりました。これは、セパレーターの生産とほぼ同じプロセスにて、生産されており、弊社設備の有効利用と従業員の安定雇用が見込めることになりました。この製品の用途は、各種製品ろ過膜ならびに工場排水、生活排水など排水処理用膜です。

弊社は、親会社である、株式会社 GSユアサに関連する会社でありますが、弊社固有の技術、設計、生産により、事業展開をしています。
今後とも市場動向の変化に対応出来る企業として、自立した人材を育成し、地球環境に優しく、人々の暮らしの調和に貢献できる企業を目指して、従業員一同誠意努力して参ります。

取締役社長

小倉 祥司