ごあいさつ

Top Message

未来を支える技術でさらなる飛躍へ

画像:取締役社長 酒井 政幸

当社は、湯浅電池株式会社(現 株式会社GSユアサ)の自動車用蓄電池の電槽と蓋を生産する子会社として、1966年に神奈川県小田原市で「湯浅化成」として設立されました。

設立当初はエボナイト製の電槽を製造しておりましたが、時代の変遷とともにポリプロピレン(PP)製の電槽へ移行し、その後、ABS電槽も加え、自動車用蓄電池、産業用蓄電池、産業用アルカリ蓄電池向けの電槽と蓋の射出成型を主要事業としています。

近年、自動車産業の電動化が加速する中、株式会社GSユアサの商品群も拡大、それに伴いHEV、BEV向けの関連部材の成形にも力を注ぎ、持続可能な未来を支える技術開発に積極的に取り組んでいます。また、成形事業の発展に伴い成形金型の設計にも独自技術を確立し、さらなる品質向上を目指しています。

京都長田野工場では、1973年に蓄電池用部品の高性能セパレーター(隔離板)の量産工場として誕生し、その後、バイク用や産業用の特殊電池にも採用されました。そして時代の流れとともにセパレーターの生産は減少しましたが、セパレーターの製造工程を活かし産業用のユミクロンろ過膜の生産を受け継ぐこととなりました。この製品は工場排水、生活排水などのろ過膜として活用され環境負荷低減に貢献しています。

変化の激しい市場環境の中、私たちは独自の技術、設計、生産を通じて自立した人材を育成し、絶えず挑戦を続けています。技術と品質の向上を追求し、人々の豊かな暮らしを支える企業として、未来へと前進してまいります。

取締役社長 酒井 政幸