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2005年8月30日
株式会社 ジーエス・ユアサ パワーサプライ |
屋外機器のバックアップに最適な屋外交流無停電電源装置(UPS) 「CAVSTAR(キャブスター)シリーズ」を新発売 |
株式会社 ジーエス・ユアサ パワーサプライ(社長:依田 誠、本社:東京都港区)は、防災カメラなど屋外機器のバックアップに最適な交流無停電電源装置(UPS)「CAVSTAR(キャブスター)シリーズ」を9月1日より発売いたします。 近年、日本各地で地震や洪水などの大きな災害が多発しています。2004年10月の新潟県中越地震以来、諸官庁が建物やビルにバックアップ電源の整備を推奨するなど防災意識が高まっており、国や自治体をはじめ企業などで、ライフラインの断絶を未然に防ぐ取り組みが積極的に進められています。 特に大規模な災害の発生時には、初期段階の状況把握とその対応が重要であり、弊社は屋外に設置されている防災機器の電源をバックアップする製品の開発をコンセプトに、屋外設置向け電源装置の豊富な経験と実績に基づき、「CAVSTARシリーズ」を開発しました。 「CAVSTARシリーズ」は入出力が単相100Vで定格負荷容量が1kVAと、汎用性が高く、使いやすい仕様となっております。UPSとしては、パソコンなどをバックアップするミニUPSが一般的ですが、これは屋内での使用を想定して設計されているものであり、気温など環境変化が厳しい屋外使用に適するものではなく、信頼性は高くありません。 また、ミニUPSのバックアップ時間は、コンピューターの停止処理を行うための5〜10分と比較的短時間なものです。本製品は負荷装置を1時間から数時間以上にわたってバックアップすることを目的として設計されており、災害発生に伴う長時間の停電においても、防災機器などの負荷装置に給電を継続します。制御弁式鉛蓄電池REH40−12を4個直列に使用した製品構成では、負荷容量300VAの場合に約4時間の給電が可能となります。 「CAVSTARシリーズ」は、メンテナンスフリータイプの小型制御弁式鉛蓄電池の他に、新技術としてリチウムイオン電池の搭載が可能です。リチウムイオン電池は複数のセルを組み合わせたモジュール構造となっており、保守性を高めました。リチウムイオン電池は鉛蓄電池に比べ、エネルギー密度が高いので、バックアップ時間が同一の場合、電源装置全体で約30%の小型軽量化を実現しています。 また、屋外環境を考慮した盤構造としており、CCTV監視カメラなど防災機器の負荷停電対策に最適です。盤のバリエーションには自立タイプとポール柱装タイプの2タイプを用意しておりますので、電源装置の配置設計の自由度が高くなります。 「CAVSTARシリーズ」はエンジン発電機と違って可動部分がなく、非常用電源に求められる高い給電信頼性が確保されます。エンジン発電機と比較して、点検や部品交換の頻度が少ないことも大きな特長です。燃料の運搬や保管の心配も不要で、排ガスの懸念もないため、本製品は環境に配慮したクリーンな電源であるといえます。 【特 長】 1.負荷容量とバックアップ時間により、蓄電池が選択できる 制御弁式鉛蓄電池に加え、リチウムイオン電池も選択が可能。リチウムイオン電池搭載時は 制御弁式鉛蓄電池搭載時と比較して、電源装置全体で約30%の軽量化を実現している。 2.LAN監視対応 イーサネット出力機能を装備しており、電源装置の状態監視がLAN経由で可能である。 状態監視の方法としては、インターネットブラウザを利用する方法の他に、SNMPプロトコル にも対応しており、ユーザーは複数の電源装置を容易に集中管理することができる。 3.低ノイズ 入力−出力間に絶縁トランスを内蔵しているので低ノイズである。負荷に通信機器や画像 処理装置を接続した場合であっても、安心してお使いいただける。また、常時商用給電方式を 採用しており高効率である。 【用 途】 防災用通信システム、無線機器、CCTV監視カメラ、信号機、情報表示板、遠隔監視制御装置 などの非常用バックアップ電源 【発売日】 2005年9月1日 【販売目標】 初年度1000台 【価 格】 オープン価格 【仕 様】
【写 真】 屋外交流無停電電源装置「CAVSTARシリーズ」 |
[この件に関する当社担当部門] 株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 広報室 TEL 075−312−1214 |