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2005年2月28日
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自動車レースの最高峰、F1世界選手権の古豪チーム ウエスト・マクラーレン・メルセデス が求める究極への挑戦に"超軽量・超小形化を実現" F1レースカー専用バッテリー「GY−F1」を開発、独占供給 |
株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション(社長:大坪 愛雄)は、F1レースカー専用高性能小形制御弁式鉛電池の「GY−F1」を開発、ウエスト・マクラーレン・メルセデス・F1チームに3月4日にメルボルンで開催されるF1世界選手権レース第1戦オーストラリアGPより独占供給いたします。 「GY−F1」はジーエス・ユアサ製品として初のモータースポーツ支援製品となります。 日本電池(株)が1991年8月に初めてF1レースカー専用バッテリー「GS−F1」の開発に着手して以来、1992年3月のブラジルGPから実戦に投入、年間を通じて改良を重ねております。マクラーレン社と1992年7月8日に初めて正式契約を締結、近年のグランプリカーに搭載される高度な電気系統の電子制御システムを最適に機能させ、極限の走行性能に寄与する世界最高水準のバッテリーをウエスト・マクラーレン・メルセデス・F1チームのオフィシャル・サプライヤーとして、同電池を独占供給しています。 今回、ウエスト・マクラーレン・メルセデス・F1チームの限りなく過酷な環境での使用に耐えうる技術要求を満たした上でさらなる小形・軽量化を図るとともに車体の重量バランスを考慮し、2個搭載する方式を採用しました。重量は720g(360g×2個)と、1992年3月に投入したバッテリー(980g)よりも27%軽くなりました。超小形化されたことにより、車体の設計に対する柔軟性にも大きく貢献しています。 昨年1年間、過酷で果てしない数々のテストにおいて実証され、ウエスト・マクラーレン・メルセデス・F1チームの使用条件を満たした新世代バッテリーとして今年正式に採用されるもので、本製品で培った技術開発力を今後のジーエス・ユアサ グループの製品開発に活かしていきたいと考えております。 ウエスト・マクラーレン・メルセデス・F1チームの詳細については 同チームホームページhttp://www.mclaren.com/(英文のみ)にてご参照ください。 【バッテリーの仕様(1992年搭載モデルとの比較)】
【特長】 1.超軽量・超小形化でフリーポジションを実現 レースで成功を収めるための重要な要素である設計変更が必要な場合の適応性をも視野に入れ、 いかなる要求にも柔軟に対応できる製品とした。また、2005年仕様マシンのMP4/20では極限の 軽量化と小形化によりドライバーシートの下(左右両側に各1個)に2個搭載することが可能になった ことで走行性能の向上に貢献している。 2. 耐震性・耐熱性 走行中、路面状況により起こりうる車体底面と路面との接触などからの極めて大きな衝撃や継続 的に発生する微振動に耐え、燃料噴射時の耐熱性に配慮した設計となっている。
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[この件に関する当社担当部門] 株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 広報室 TEL 075−253−3805 |