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2004年11月11日
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取付・設置が簡単で、従来のモバイルパケット通信回線に加えて LAN回線にも対応した 「設備監視用マルチ入力監視装置 RMS502シリーズ」と 監視サーバーソフトウェアを新発売 |
株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション(社長:大坪 愛雄)は、モバイル通信回線を利用した従来の遠隔監視システム「RMS501シリーズ」の新製品として、LAN回線も併せて利用できる「設備監視用マルチ入力監視装置 RMS502シリ−ズ」と同監視サーバーソフトウェアを2004年11月15日に発売いたします。 弊社は一昨年より設備用を主体とした監視システム事業を開始、第1弾として2002年12月にモバイル通信モデムを内蔵したマルチ入力遠隔監視システム「POST−NET RMS501シリ−ズ」と同システムに接続する監視ユニットを開発、(財)電気保安協会様を中心に販売しております。また、電気受電設備の低圧・高圧絶縁、デマンド、アナログ、温度などの監視ユニットを各種開発・販売しております。さらに本年7月には「POST−NET」シリ−ズの第2弾として、絶縁監視の保安業務の義務化により遠隔監視装置市場の拡大を見込んで、電気受電設備の低圧絶縁監視機能とデマンド監視機能に特化した「低圧絶縁監視装置 RMS301シリ−ズ」を発売しました。 これらの遠隔監視装置は、監視場所と監視作業者であるユーザーが遠く離れていることを想定した機種展開であるため、監視サーバーとユーザー側に設置した監視装置間のデータ通信には、セキュリティーの高い専用のパケット通信網((株)NTTドコモのDopa網やKDDIのCPA網)を利用しています。 本製品は、従来の「RMS501」の機能を継承しながら、監視サーバーとユーザー側に設置した監視装置間のデータ通信にLAN回線を使用したことが大きな特長です。LAN回線は事務のOA化推進などによりいろいろな場所で普及し、自社の工場施設・設備および監視対象装置と監視サーバー間にLAN環境が構築されている場合には本製品がご利用いただけます。LAN対応としたことで、従来のモバイルパケット通信回線利用に比べ通信回線料が不要となり、システム構築・維持コストの低減が図れます。 本製品と同時に発売する監視サーバー用ソフトウェアはLAN回線を利用した「RMS502」や、従来のモバイルパケット通信回線を利用した「RMS501、502」にも対応しており、両通信タイプの監視装置をLAN回線上で併用できる特長があり、大変便利な機能です。 本製品は監視サーバーも提供するため、ユーザー側で設置・設定できます。より安価にご利用いただくため、オプションで専用の配電盤を用意、手軽に監視装置および監視ユニットが取り付けられます。システムによりますが、100万円以下でシステム構築も可能です。また、各監視装置、監視ユニットの調整に利用する治具もセットで用意しております。 監視サーバーはパソコンもご利用いただけるようにWindows2000以降のOS対応とし、データベースにはACCESSを利用しました。監視サーバーはホスティング機能とWeb監視機能を備え、LAN上であれば複数のパソコンでブラウザーの利用により、専用ソフトなしで監視できます。 設備監視業務および保安業務は従来の人手に依存した作業から、監視機器を設置しコンピューターで監視する形態に移行しており、その結果、同業務での省人化が図れ、正確な監視が推進されています。監視装置についても監視・保安用ツールとしてより使いやすく、設置しやすい安価なものが望まれており、弊社では引き続き監視装置の新規開発とご提供、さらにはサービスもビジネス範囲としてご提供していく予定です。 【用途】 ●ビル・工場設備のエネルギー計測 ●各種設備の稼動状況監視 ●電気受電設備監視、デマンド監視など ●火災、安全監視、セキュリティー監視など ●分析機器の継続監視 ●各種信号の監視 【特長】 1.監視装置、監視ユニット、センサーから監視サーバー用ソフトウェアまで提供、すぐに使用可能 ユーザーで機器取付から監視サーバーのセットアップまで実施していただけるように、高性能の機能を シンプルな操作・形態に凝縮。マニュアルに従い、セットアップしていただければ高機能な監視がすぐに 始められる。なお、ご希望により弊社での機器取付も有償で対応可能。 2.増設、取り外し、グレ−ドアップなど拡張性の高いシステム ユーザー側の設定で監視項目の追加や削除などが容易に実施できるため、取付場所の変更も容易と なり、システムを長くご利用いただける。また、ファームウェアのバージヨンアップ(有償)などの利用で、 常に最新の監視システムをご利用いただける。 3.Webで閲覧できるサーバーをユーザーで構築可能 サーバーはWindows対応、データベースにはACCESSを利用して、簡単にご利用いただける。サー バーには監視画面用にWebサーバー機能も組み込んでいるため、同一LAN上で、エクスプローラー などのブラウザーソフトを利用することにより、インターネットの閲覧感覚で監視画面が見られるほか、 システムの環境設定なども同画面で実施できる。 4.LAN接続の監視機器も、Dopa経由で接続した監視機器も同一サーバーで監視可能 複数台の監視機器をご利用になる場合、監視機器がLAN上にあっても、またDopa網を使った遠隔地 でも同時に同じように監視画面で見られる。国内に点在する他の設備機器も監視サーバーが置かれた 場所と同じように監視できる。 5.警報受信時、電子メールによる携帯電話などへの通信機能付き 警報受信時には内容ごとに最大10カ所まで警報の通知メールを自動配信できる。この場合、メール サーバー機能が必要だが、指定のフリーソフトをご利用いただくことでより容易にシステム構築できる。 6.さらに使いやすいアプリケーションソフトを準備 本システムの主な機能は警報受信、データロギングだが、取得したデータに基づくアプリケーションソ フト(例:デマンド帳票作成ソフト、グラフ表示ソフト、絶縁監視漏れ電流表示ソフトなど)も順次開発・提 供する予定。これらソフトの利用で、より高度な監視が実現できる。 【発売開始時期】 2004年11月15日 【年間販売目標】 1,000台 【希望販売価格】 監視機器 RMS502 250,000円/台 監視サーバーソフト(5端末まで) 300,000円/本 (10端末まで) 550,000円/本 (50端末まで) 2,500,000円/本 監視ユニット 接点入力(16ch) 150,000円/台 アナログ入力(8ch) 150,000円/台 温度入力(8ch) 150,000円/台 デマンド監視(6ch) 200,000円/台 低圧絶縁監視(8ch) 200,000円/台 【販売方法】 直接販売、ディーラー経由販売 【写真】 外形寸法 W:230xH:152xD:70mm 重 量 約2.3Kg 材 質 カバー アクリル樹脂 MT171、 底板 鉄板 マンセル記号N5.0 |
[製品お問い合わせ先] 株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 研究開発センター 第六開発部 TEL:075−312−0333 FAX:075−312−0444 担当 川隅 takahiko.kawasumi@jp.gs-yuasa.com 松島 hitoshi.matsushima@jp.gs-yuasa.com |