2004年8月23日

国内初  デマンド監視機能付き新ベクトル演算方式
「低圧絶縁監視装置 RMS301シリーズ」を新発売


  株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション(社長:大坪 愛雄、京都市)は、電力受電設備用 新ベクトル演算型「低圧絶縁監視装置 RMS301シリ−ズ」を2004年8月25日に発売します。弊社はマルチ入力遠隔監視システムを2002年に開発し、(財)電気保安協会様を中心に販売しています。さらに今回の低圧絶縁監視装置の発売により、保安業務の自由化でさらなる拡大が予想される低圧絶縁の遠隔監視市場に参入いたします。
本商品は、複数地区の(財)電気保安協会様への納入を皮切りに事業展開を開始します。

 低圧絶縁監視は、電力受電設備の保安業務として義務付けされています。電気設備の漏電事故による人体および設備機器への影響を監視するためには、低圧絶縁監視装置の設置が必須です。
 同装置の設置は、通常6600Vの高圧線から、100V、200V系の電灯線や動力線に配電されるラインの絶縁監視が可能であるため、ほとんどの建物の電気設備が対象となります。
 同装置の取扱者は、財団法人の電気保安協会や電気管理技術者協会などの主に監視・保安業務を行う電気主任技術者、電気主任技術者を備えた大規模工場、設備などの管理者です。
 最近は監視業務も自由化され、民間参入業者が増えてくる見込みです。

  遠隔監視手段は従来公衆電話線利用が主体でした。しかし、最近は工事費が不要なモバイル通信利用の遠隔監視が実用的になりました。これらの遠隔監視機器を利用した場合、保守費用の低減も図れます。

  絶縁検出方式には、検出精度および機器価格によりIo方式と、Igr方式があります。安価なIo方式に比べ、地絡電流だけを正確に測定できるIgr方式が最近利用されるようになってきています。今回の新ベクトル演算方式の絶縁監視装置は、このIgr方式の検出精度を確保し、なおかつ従来のIgr方式で必要であった低周波トランスが不要になるため、コストパフォーマンスが高く、簡単に取り付けられます。この新ベクトル演算方式は財団法人 関西電気保安協会様の特許を使用しています。

  絶縁監視の設置される環境で必要性の高いのがデマンド監視です。今回の低圧絶縁監視装置ではこのデマンド監視機能も一体化して小型化を図り、さらに接点入力機能も一体化し、ご要望の多い電気受電設備全般の管理に対応しました。通信工事の不要なモバイル通信機能も備えています。
  デマンド監視機能は地球温暖化対策としての省エネルギー、ISO14000で必要とされるエネルギー計測で需要が伸びています。

【用途】
  ●電気受電設備の絶縁監視業務
  ●電気受電設備のエリア監視
  ●デマンド監視機器分野
  ●セキュリティなどの接点情報監視分野


【特長】
1. 新ベクトル演算方式(特許利用)で誤検出防止 不要な出動防止・通信費削減
        最近は、ノイズフィルターによる進み電流が接地電流の中に多く含まれている。新Igr方式では、接地電
      流のベクトル演算により、地絡電流だけを正確に検出する。また従来のIgr方式で使用する注入トランスも
      不要で、取り付けも簡単になり設備費用を低減できる。
高精度検出 低コスト化 取り付けやすさ
新ベクトル演算方式
Igr方式 × ×
Io方式 ×

2. 標準で4バンク(回路)対応  ZCT(地絡電流の検出センサー)もコネクタ接続で誤接続防止
        回路数の多い設備にも対応できる4回路入力を標準としている(付属ZCTは2個)。
        既設ZCTも流用可能。各々の入力に装備した2個のLEDにより、警報電流値レベル、警報内容が容易
      に確認できる。

3. デマンド監視機能の新ベクトル演算方式の絶縁監視機能を国内で初めて一体化
        新ベクトル演算方式の高性能絶縁監視機能と、デマンド監視機能を1CPUで対応した(国内初)。
        絶縁監視装置のサイズに収納し、大幅な小型化を実現した。

4. 取り付け調整が簡単
        本体背面の強力マグネットを利用して、簡単に取り付けできる(ネジ止め固定金具も付属)。
        接地電流を検出するZCTは標準4m長のコネクター式で、本体に容易に接続でき、誤配線を防止する。
        本機の初期設定は通常のWindowsパソコンにより詳細項目まで可能(PCソフトをご用意)。

5. 監視サービスもご利用可能 (監視用サーバーソフトも販売)
        監視サーバーを構築される場合は、別売りの標準ソフトで既存システムへの監視情報の接続も可能。
        また、本装置をすぐにご利用いただけるように、弊社監視サーバーの利用サービスを有償でご用意して
      いる。監視対象台数が少ない場合やサーバー構築の費用負担が大きい場合には有効な手段となる。
        警報内容は監視サーバーで確認するが、携帯電話やパソコンに電子メールで送信することができる。

【発売開始時期】  2004年8月25日

【年間販売目標】  10,000台

【希望販売価格】  75,000円

【販売方法】    直接販売、ディーラー経由販売


【写真】
                  
          外形寸法 W:156xH:180xD:79+8(足)mm
          重  量  約1.8Kg
          材  質  カバー アクリル樹脂 MT171, 底板 鉄板 マンセル記号N5.0



                 

[製品お問い合わせ先]
 株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 研究開発センター 第六開発部
 TEL:075−312−0333 FAX:075−312−0444
 担当  川隅   takahiko.kawasumi@jp.gs-yuasa.com
       松島   hitoshi.matsushima@jp.gs-yuasa.com