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2004年7月15日
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GS高圧ナトリウムランプ「ハイナトレックス」の定格寿命を 業界最高水準の24000時間に延長 |
株式会社 ジーエス・ユアサコーポレーション(社長:大坪 愛雄)の事業子会社である日本電池株式会社(社長:村上 晨一郎)は、GS高圧ナトリウムランプ「ハイナトレックス」の定格寿命を日本電池従来品の18000時間から業界最高水準の24000時間に延長した新製品を開発、道路、トンネル、街路、体育館、工場、ガソリンスタンドなどの照明用として110W〜360Wランプで管形、BT形、反射形の合計32機種を7月16日より発売いたします。 GS高圧ナトリウムランプ「ハイナトレックス」は、1969年に発売して以来、高効率で長寿命の特徴を生かし、経済的な光源として広く使用されています。近年、特に道路照明やトンネル照明ではさらなる長寿命化によってランプの交換頻度を減らし、維持管理コストが大幅に低減できるランプの実用化が求められています。 この要求に対し、日本電池は日本道路公団 試験研究所との共同研究「照明用ランプの長寿命化に関する機器改良検討」で2001年6月よりランプの長寿命化の検討を行ってきました。本研究で実際のトンネルを使って各種試験点灯を継続的に行い、実験ランプを回収し、ランプの調査結果から、不点灯要因とその対策について検討を重ねてまいりました。 GS高圧ナトリウムランプ「ハイナトレックス」はこの共同研究の成果として得られたもので、定格寿命を従来の18000時間から24000時間に延長しました。ランプの不点灯の要因は発光管リーク、寿命末期のランプの立ち消えが多いことが分かり、これに対し発光管の封止構造および電極の電子放射物質の工夫により改善できることを確認しました。 「ハイナトレックス」の定格寿命を33%延長することにより、道路照明、トンネル照明における維持費を大幅に削減でき、工場照明などの一般照明においても経済性が一段と向上します。今後も「電力費削減=省エネ」に大きく貢献する照明機器の開発・販売をさらに推進いたします。 【特長】 1.高圧ナトリウムランプとして業界最高水準の定格寿命24000時間を達成 高圧ナトリウムランプが不点灯に至る要因は主にランプの立ち消えおよび発光管リークである。新たに 開発したランプは電極に塗布する電子放射物質の改善および工程管理の見直しによりランプ電圧の上昇 を抑制し、ランプの立ち消えまでの時間を延長した。また、発光管の封止部設計の最適化を図り、発光管 リークの発生を減少させた。これらの改善により、定格寿命を従来の18000時間から24000時間に延長 できた。 2. 24000時間の長寿命化により経済性が向上 従来形に比べて定格寿命が6000時間延びたことにより、ランプ交換頻度が低減し、交換ランプ費用の 他に人件費、高所作業費、交通規制費などの交換作業費を削減することができる。 【発売日】 2004年7月16日 【販売目標】 年間5万灯 【用途】 道路、トンネル、街路、体育館、工場、ガソリンスタンドなどの照明 【対象機種一覧表】
【写真】 【用語の説明】
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[この件に関する当社担当部門] 株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 広報室 TEL 075−253−3805 |