YUASA(社長:大坪愛雄)と松下電池工業株式会社(社長:石田徹)は、ニッケル水素電池事業分野において技術提携を行なうことに本日合意しました。
ニッケル水素電池は繰り返して使える充電式電池で、経済性および保存特性がよく、特にアルカリ乾電池(一次電池)との互換性のある汎用タイプの二次電池としてデジタルカメラやポータブルAV機器の電源用途に今後成長が見込まれます。またニッケル水素電池は「資源の有効な利用の促進に関する法律」が適用されており、日本国内では回収・リサイクルシステムが確立されているため、環境保全に貢献する電池としても注目されています。今回の技術提携では両社の強みを生かし商品力を高め、開発スピードと市場競争力の向上をめざします。
●基本合意内容 |
1. | AAサイズ(単3形)以下のニッケル水素電池の共同開発 |
| ・ | 高出力・長寿命かつ低温特性・保存特性・安全性に優れ、高信頼性を追求した電池開発を両社でめざします。 |
2. | ニッケル水素電池の生産技術使用の許諾 |
| ・ | YUASA の海外生産子会社であるユアサテクノロジー社の天津工場(中国)において松下電池工業が有する生産技術使用を許諾します。 |
3. | ニッケル水素電池の特許クロスライセンスの更新 |
今後、基本合意に基づいて、詳細について両社間で5月末を目途に協議を行なって参ります。
なお販売については両社がそれぞれの販売ルートおよびブランドで行ないます。
[YUASA] |
本 社: | 大阪府高槻市古曽部町二丁目3番21号 |
代 表 者: | 取締役社長 大坪 愛雄 |
設 立: | 大正7年4月13日 |
資 本 金: | 131億円 |
主要製品: | 蓄電池、電源装置、膜システムその他の電気機器 |
従業員数: | 国内約1500名、海外約10000名 |
生産拠点: | 国内3カ所、海外13カ国22工場 |
総売上高: | 1322億円(2002年度グローバル売上高) |
[松下電池工業株式会社] |
本 社: | 大阪府守口市松下町1番1号 |
代 表 者: | 取締役社長 石田 徹 |
設 立: | 1979年1月16日(1931年自社生産開始) |
資 本 金: | 105億円 |
主要製品: | 電池、電池応用製品、設備用電源装置、電池用部材 |
従業員数: | 国内約3700名・海外約13000名 |
生産拠点: | 国内5ヵ所、海外14カ国23工場 |
総売上高: | 2766億円(2002年度グローバル売上高) |
【本件のお問合せ先】
YUASA/本社総務部広報担当/担当:今川 TEL:072−686−6183
松下電池工業梶^事業戦略グループ広報・PRチーム/担当:佐藤 TEL:06−6994−4351
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