平成15年10月22日

ヤマハ発動機株式会社殿向け

電動二輪車用燃料電池のセルスタックの共同開発のご案内

 YUASA(社長 大坪 愛雄)は、安全性の高い低濃度メタノール水溶液を燃料に用いて、水素ガスに改質することなく、直接発電できる直接メタノール燃料電池(DMFC)を用いた、出力100Wの電源システムを世界で初めて開発し、本年3月から発売しております。
 現在、燃料電池二輪車に使用可能なセルスタックにつきまして、ヤマハ発動機株式会社殿と共同開発中であることを、ご案内申し上げます。
 なお、燃料電池二輪車のコンセプトモデルは、本年10月25日から千葉県・幕張の幕張メッセで開催される第37回東京モーターショーにおいて、ヤマハ発動機株式会社殿のブースにて出展される予定であります。
1.開発中のセルスタックの諸元(一例)
 (1)出力500W
 (2)定格電圧25V
 (3)燃料3%メタノール水溶液
 (4)酸化剤空気
 (5)寸法W208×L260×H134(mm)
 
2.特徴
 (1)液体燃料を用いて直接発電するため、液体メタノールを水素ガスに改質する装置(改質器)などが不要であり、システムがシンプルである。
 (2)燃料が液体であるため、その供給、貯蔵が容易である。
 (3)低濃度のメタノール水溶液を燃料とするため、安全である。
以上

本件に関するお問い合わせは、下記までお願いします。

YUASA
本社広報担当 宮部、今川
072-686-6183