平成14年9月6日開催の当社取締役会において、当社は平成14年10月1日を期して、下記のとおり当社の膜システム事業部門を会社分割(簡易分割)し、新設の株式会社ユアサメンブレンシステムに継承することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
| 1.会社分割の目的 |
| | 当社は、市場対応力を高めるために、2001年10月から社内分社制度を導入しており、各分社に経営資源を適正に配分しその責任者(カンパニープレジデント)に対し業務執行権限を委譲し、独立採算制を強化し、業績責任を明確にしております。
今回分社化します膜システム事業部門は、現在、膜システムDC(ディビジョンカンパニー)として、濾過装置、水処理装置の製造および販売を行い、好調な業績を上げている部門であり、この部門は環境問題に対応して市場の拡大が見込まれており、分社化することで更なる機動的な経営を行い、事業の拡大と収益力の強化を図るものであります。
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| 2.会社分割の要旨 |
| | (1)分割の日程 |
| | | 新設分割承認取締役会 平成14年9月6日
分割計画書承認取締役会 平成14年9月6日
分割期日 平成14年10月1日
分割登記日 平成14年10月1日 |
| | (2)分割方式 |
| | | ①分割方式
当社の膜システム事業部門を分社化し、株式会社ユアサメンブレンシステムを承継会社とする分社型新設物的分割(簡易分割)です。
②当該分割方式を採用した理由
分社化を実現するうえで、法的な手続きの簡便さやスケジュールの点から、当社の100%子会社とした分社型新設物的分割といたしました。 |
| | (3)株式の割り当て |
| | | 当社に、株式会社ユアサメンブレンシステムが新たに発行する全株式2,000株を割り当て交付します。 |
| | (4)分割により減少する資本の額等 |
| | | 該当事項はありません。 |
| | (5)株式の消却方法 |
| | | 該当事項はありません。 |
| | (6)分割交付金 |
| | | 分割交付金の支払いはありません。 |
| | (7)新設会社が継承する権利義務 |
| | | 新設会社は、棚卸資産(商品)および当事業に属する投資有価証券を当社から継承することとし、債権債務は承継いたしません。また、当事業に関する生産設備については、当社が新設会社に貸与いたします。 |
| | (8)新設会社に就任する役員(候補案) |
| | | ①取締役の氏名
番
号 | 氏名
(生年月日) | 略歴 |
| 1 | 丹宗紫朗
(昭和20年11月18日) | 昭和43年 4月 当社入社
平成13年10月 当社膜システムDC プレジデント(現任)
平成14年 7月 当社理事(現任) |
| 2 | 小林一雄
(昭和23年8月30日) | 昭和42年 4月 当社入社
平成13年10月 当社膜システムDC 膜営業部長(現任) |
| 3 | 中村正昭
(昭和20年8月7日) | 昭和43年 4月 当社入社
平成13年10月 当社上席執行役員 経営企画部長(現任) |
(注)DCはディビジョンカンパニーの略であります。
②監査役の氏名
番
号 | 氏名
(生年月日) | 略歴 |
| 1 | 矢野正直
(昭和17年12月25日) | 昭和42年 4月 当社入社
平成12年 6月 当社監査役(現任) |
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| 3.分割当事会社の概要(平成14年3月31日現在) |
| (1)商号 |
株式会社ユアサコーポレーション
(分割会社) |
株式会社ユアサメンブレンシステム
(新設会社) |
| (2)事業内容 |
鉛蓄電池、アルカリ蓄電池、特殊電池、電源システム、自動車関連商品等の製造および販売 |
微孔膜、グラフト膜、膜を利用した濾過装置、水処理装置、電解装置、計測制御機器およびこれらを組み込んだシステムの製造および販売 |
| (3)設立年月日 |
昭和24年3月31日 |
平成14年10月1日 |
| (4)本店所在地 |
大阪府高槻市古曽部町2-3-21 |
東京都大田区大森北4-8-1 |
| (5)代表者 |
取締役社長 大坪 愛雄 |
取締役社長 丹宗 紫朗 |
| (6)資本金 |
13,127百万円 |
100百万円 |
| (7)発行済株式総数 |
177,184,635株 |
2,000株 |
| (8)株主資本 |
33,871百万円 |
100百万円 |
| (9)総資産 |
121,115百万円 |
172百万円 |
| (10)決算期 |
3月 |
3月 |
| (11)従業員数 |
1,619名 |
22名
(出向者18名、外部契約社員4名) |
| (12)主要取引先 |
| (売上) |
ﾕｱｻﾊﾞｯﾃﾘｰ販売株式会社
株式会社ユアサ総電
本田技研工業株式会社 |
| (仕入) |
ﾕｱｻ化成株式会社
ﾕｱｻ電器株式会社
三井物産株式会社 |
|
未定 |
(13)大株主及び
持株比率 |
| ユアサ商事株式会社 | 7.13% |
| 株式会社三井住友銀行 | 4.99% |
| 中央三井信託銀行株式会社 | 4.25% |
| 日本生命保険相互会社 | 3.26% |
| 三井住友海上火災保険株式会社 | 3.05% |
|
株式会社ユアサコーポレーション
100% |
| (14)主要取引銀行 |
三井住友、中央三井信託、あさひ、京都、静岡 |
未定 |
| (15)当事会社の関係 |
資本関係 |
新設会社は分割会社の100%子会社です。 |
| 人的関係 |
分割会社から役員及び従業員が出向いたします。 |
| 取引関係 |
当事業に関する生産設備は、新設会社に対し株式会社ユアサコーポレーション(分割会社)が賃貸いたします。 |
(注)株式会社ユアサメンブレンシステムの概要は、平成14年10月1日の予定を示しております。
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| | (16)最近3年間の業績 |
| | 株式会社ユアサコーポレーション(分割会社) |
| 決算期 |
平成12年3月期 |
平成13年3月期 |
平成14年3月期 |
| 売上高 |
70,924百万円 |
72,074百万円 |
65,351百万円 |
| 営業利益 |
2,433百万円 |
1,134百万円 |
119百万円 |
| 経常利益 |
2,650百万円 |
1,716百万円 |
213百万円 |
| 当期純利益 |
946百万円 |
1,207百万円 |
△1,626百万円 |
| 一株当たり当期純利益 |
5.34円 |
6.81円 |
△9.18円 |
| 一株当たり配当金 |
3円 |
3円 |
- |
| 一株当たり株主資本 |
158.92円 |
162.73円 |
191.16円 |
|
| 4.分割する事業部門の内容 |
| | (1)膜事業の内容 |
| | | 微孔膜、グラフト膜、膜を利用した濾過装置、水処理装置、電解装置、計測制御機器およびこれらを組み込んだシステムの製造および販売 |
| | (2)膜事業の平成14年3月期における経営成績 |
| | |
| | 膜システム事業部門(A) | 当社平成14年3月期実績(B) | 当社での比率(A/B) |
| 売上高 | 1,005百万円 | 65,351百万円 | 1.53% |
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| 5.分割後の当社の状況 |
| | 商号、事業内容、本店所在地、代表者、資本金および決算期の変更はありません。 |
| 以上 |