平成 12年 4月 3日
[産業用・系統連系型]

太陽光発電システム新発売のご案内

  当社は、石油など化石燃料の代替エネルギーとして太陽光発電が注目されている中、 太陽光をエネルギー源とする商用電力系統連系型の産業用施設用の太陽光発電システムを開発し、 新発売いたしましたので、ご案内申し上げます。
  このシステムは、太陽電池、パワーコンディショナ(ソーラーインバータ)などで 構成されており、太陽電池で発電した直流電流を交流電力に変換して供給するとともに、その 余剰電力を系統(配電)側に逆潮流させることができるものです。太陽光を資源として活用する ことにより、クリーンで低コストのエネルギーを実現したものです。
  本製品の特徴は、パワーコンディショナに当社が新しく開発した高周波はリンク 方式の系統連系型のソーラーインバータを採用したことにあり、これにより太陽光エネルギー の利用効率を最大限に高めることができました。
  詳細は、下記のとおりでございますので、よろしくお取り計らいくださいますよう、 お願い申し上げます。


1.特徴
  産業用・系統連系型 太陽光発電システム
2.特徴
 (1) NEDO(新エネルギー・産業技術開発機構)の太陽光発電フィールドテスト事業の使用に準拠したシステムです。
 (2) パワーコンディショナであるソーラーインバータに、産業用としては業界初の高周波 リンク方式(半導体絶縁回路)を採用し、漏洩電流の流出防止を実現しました。
3.システムの構成
  太陽電池、パワーコンディショナなど(詳細は添付カタログを参照願います。)
4.主な用途
  建築物用電源(照明、動力)、防災用電源、広告等表示装置、電気自動車充電用
5.メーカー希望価格
  10kWシステム 23百万円、 10kWパワーコンディショナ単体 3百万円
6.販売計画
  システム 20セット/年、パワーコンディショナ 200台/年
7.販売時期
  平成12年4月1日


<参考>
1.特徴
 (1) 「半導体絶縁回路」により、直流側を絶縁しているため、漏洩電流が流出しません。
 (2) 「半導体絶縁回路」により絶縁しているため、直流地絡検出装置が不要です。
 (3) 「商用絶縁トランス方式」の当社従来品に比較して、小型軽量化を実現しました。
 (4) NEDO仕様準拠の三相10kW出力インバータユニットです。
 (5) 10kWインバータユニットで完全独立のため、分散配置システムに最適です。
  [ 最大並列運転 5台 (50kW) ]
 (6) オプションを豊富にそろえています。(自立運転方式、防災型<バッテリ付>、屋内外型)
2.要項
 (1)絶縁方式など
 
絶縁方式:高周波リンク方式(半導体絶縁)
インバータ制御方式:瞬時電流制御 正弦波PWM方式
太陽電池制御方式:最大電力追従方式
 (2)直流入力
 
定格電圧:300V
 (3)交流出力
 
相数:三相
定格容量:10kW
定格電圧:202V
定格周波数:50/60Hz
 (4)保護検出機能
 
連系保護検出機能:系統過電圧、系統不足電圧、系統過周波数、
系統不足周波数、地絡過電圧
 (5)表示
 
計測表示:交流出力電圧、交流出力電流、交流出力電力量
 (6)その他
 
寸法(W×H×D mm):屋外型 780×730×700、屋内型780×1450×600
準拠規格:系統連系技術要件ガイドライン、分散型電源系統連系技術指針、
JEM、JIS、JEC

本件に関するお問い合わせは、下記までお願いします。

YUASA
本社 広報担当 福田、今川
0726-86-6183