日本電池株式会社(社長: 田中 千秋)は、ローカルアジェンダ21フォーラムの規格を国内企業で初めて基準に採用し、人と環境に配慮した原材料・部品を優先的に調達する「グリーン調達制度」を2000年10月1日より導入いたします。
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近年、地球温暖化・資源枯渇・廃棄物処理など地球的規模での環境問題がクローズアップされ、従来の大量消費・大量廃棄型から資源循環型の経済社会システムへの移行が大きな潮流となっております。
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こうした中、当社はより良い地球環境と資源を将来の世代に伝えることが人類共通の最重要課題の1つであることを認識し、企業活動の
あらゆる段階での地球環境保全に積極的に取り組んでおり、その一環として高性能の循環型(リサイクル)自動車用バッテリー「GSR」
シリーズなどを提供しております。
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この活動をさらに継続・推進していくためには、商品を構成する原材料・部品の提供元である取引先も含めた総合的な環境保全活動が
必要不可欠であると考え、取引先約1800社を対象に「グリーン調達制度」を導入することにいたしました。
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当社はこの制度の基準として、1997年10月に京都における行政・市民・事業者・学識者の参加と協働で策定された、
環境と共生する持続型社会づくりに向けた行動計画「京(みやこ)のアジェンダ21」の推進組識である「京のアジェンダ21フォーラム」が
活動の一環として作成された京都版環境管理認証規格KES(京都・環境マネジメントシステム・スタンダード)を採用しました。企業の
グリーン調達基準にローカルアジェンダ21フォーラムの規格を採用するのは国内初の試みです。
(*アジェンダ21:21世紀の地球環境を守るための世界中の人類共通の課題。)
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今後、当社が策定した「グリーン調達基準書」に沿って調達を進めてまいります。原材料・部品の取引先に環境マネジメントの国際規格ISO14001または京都版環境管理認証規格KESの取得を要請するほか、認証取得状況に関する報告書の提示も年1回要請いたします。ISO14001よりも簡素なKESを採用することで環境への対応が遅れている中小企業に対し、環境マインドの定着とともに経営体質強化の支援を行うことなどが本制度導入の狙いです。
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9月21日に本社(京都市)で主要取引先約200社を集め、グリーン調達基準の説明会を行います。今後は関連会社のジーエス・メルコテック(株)などについても同基準の展開を図る方針です。
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