日本電池株式会社(社長: 田中 千秋)では、このたび当社「環境対応商品」シリーズ第2弾として循環型(リサイクル)バッテリー「GSR」シ リーズ3形式6タイプを4月上旬に一部限定地区より発売いたします。
本製品は、バッテリーの主要部材である“鉛”や“樹脂(ポリプロピレン)”に使用済電池から再生した部材を使用し、環境負荷を減らす
一方で、従来からの当社技術を余すことなく結集した「環境配慮型高性能自動車用バッテリー」です。
近年、世界的な環境運動の高まりにより、国内においても資源循環型社会の実現やグリーン購入などの動きが見られるなかで、
当社としても、数年前より使用済電池の回収システムを構築し、市場からの回収促進および当社製品への再生鉛の使用率を高めて
まいりました(現在、使用済電池の回収率は100%近くまで高まっております)。
「GSR」シリーズは、従来からの鉛部材の再利用を一歩進め、従来再利用できていなかったその他の部材についても再生品を使用する
技術を確立、応用しております。
特に、電槽向けの樹脂(ポリプロピレン)製品の再利用については国内初の取り組みとなります。また、パッケージや取扱説明書などに
ついても再生品を使用する一方で、パッケージデザインについても水性インクの使用や環境の負荷の少ない印刷手法(フレキソ印刷)を
採用しております。
当社は1997年にISO14001の認証を取得するとともに、本年4月に資材調達方針としてグリーン調達を実施することとしており、今回、
循環型(リサイクル)バッテリーの発売によってあらゆる面で地球環境保全に配慮した「人と環境にやさしい」企業活動をさらに推進いたし
ます。
【特 長】
- 再生部材の使用
鉛部材には再生鉛、樹脂部分(電槽・ふた・液栓)には再生樹脂(100%)をそれぞれ使用。いずれも非再生樹脂と同等の品質を実現しているため、安心してご使用いただける。
- 24ヵ月4万kmの製品補償を実現
新開発のFMグリッドの採用と特殊合金の表面加工により24ヵ月4万kmの製品補償を実現した。
- メンテナンスフリー性能の向上
両極にカルシウム合金を採用することにより、減液特性が飛躍的に向上した。 また、電槽下部の最適構造により、補水頻度の軽減を可能にした。
- 信頼性の向上
COS方式による極板接続に加え、接続部にHR特殊合金を採用。さらに、FMグリッドの採用により、短絡(ショート)の要因となっていた正極板の伸び速度を改善することで、信頼性が大幅に向上した。
- インジケータ内蔵
電解液量と充電状態を同時にチェックするインジケータを内蔵。各種車両センサーにも対応できる。
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