1998年11月19日

高い光学性能と環境を配慮した
道路照明器具
「MR3700シリーズ」を新発売




日本電池株式会社(社長 田中 千秋)は、このたび街路照明の主力製品として光学性能に優れ、本体素材にステンレスを用いた新しいデザイン照明灯「MR3700シリーズ」12機種を開発し、99年1月より発売いたします

    近年の街路照明は各自治体とも景観向上を図るための[CAB化]が推進されており、電力柱をなくしたり、照明柱と信号柱を共用した複合柱の採用など、周辺の景観との調和を重視した照明設備がもとめられるようになってまいりました。これに伴い、各自治体の特色を照明設備のポール・アームのデザイン等に反映させる傾向が高まってきております。
    また、ハイウエータイプのような高い光学性能を兼ね備えた照明器具の要望が強まる一方、今春、環境庁で策定された「光害対策ガイドライン」に基づき、環境に配慮した、良好な照明環境の実現がもとめられております。
    今回発売する「MR3700シリーズ」は、光学性能の向上、光害の低減、低価格や設置環境にマッチしたデザイン等をめざし開発したものです。
    器具に反射鏡を用いることで、従来の意匠重点から照明器具の基本機能である光学特性=器具効率を当社従来比より15〜20%向上させ、従来のプリズム凸グローブから透明平グローブへの切替えにより天空への光漏れを上方光束比0〜5%の削減を可能にしました。
    これにより大幅な設置灯数の削減ができ、経済的で効果的かつ環境に優しい理想的な街路照明が実現しました。


【特長】
1.光学性能の向上
従来デザイン道路灯は意匠重点で、道路照明としての機能は低傾向にあったが、反射鏡を用いることにより、器具効率を15〜20% (当社従来品比)向上させたので、設置灯数の削減が図れ、経済的な照明が実現した。

2.光害対策を施した「上方光束比較0〜5%」の道路照明器具
従来の道路灯ではプリズム凸グローブで、天空への光漏れが発生していたが、透明平グローブの採用により上方光束比0〜5%の削減が可能になった

3.低価格で高品質
本体素材にステンレス鋼板を採用して耐食性を向上させることにより、耐用年数が大幅に伸びた。また器具の構成をユニット化することにより当社従来品価格に対し、大幅な低価格化を実現した。

4.シンプルでベーシックなデザイン
器具性能を満足させ、シンプルでベーシックなデザインを採用することにより、幅広い設置環境にマッチする景観形成が可能になった。



【仕様】
  適合ランプ:HID 110〜400W
  取付方法:ベース式(オプションでアーム式も可能)
  本体材質:ステンレス鋼板
  グローブ:強化ガラス(硬質ガラス一部機種)
  塗 装 色:ロイヤルブラウン
  重 量:16〜19Kg
  機種一覧:別表(添付)のとおり


【発売日】  1999年1月1日

【販売目標】   初年度 1000台

【価格】  商品一覧

品名適合ランプ本体材質 グローブ塗装色器具重量価格(円)
MR3711
HID
110〜400W
ステンレス鋼板強化ガラスロイヤルブラウン 17kg62,000
MR372116kg78,000
MR373116kg98,000
MR371218kg82,000
MR372217kg98,000
MR373217kg118,000
MR371318kg107,000
MR372316kg113,000
MR373317kg133,000
MR3714硬質ガラス19kg105,000
MR372418kg111,000
MR373418kg131,000


【写真】
MR3711

MR3722




[ この件に関する当社担当部門 ]
照明事業部照明営業部 TEL075−316−3073