1997年1月20日

本社西地区に技術開発センターが竣工


 日本電池株式会社(社長 根岸 茂)は、本社西地区にかねて建設中の技術開発セ ンターの完成を見、1月20日(月)に竣工式を取り行います。

 新しい技術開発センターは、鉄骨構造の5階建て、OA対応の照明およびフロアを 備えており、総工費は約20億円。
 1階と2階には、今後の研究開発の重点課題となるEV(電気自動車)用各種電池 の最新式の全自動試験設備を導入して、隣接する研究開発本部やR&Dテストセンタ ーとの連携を密にし、EV用電池の開発をさらに加速いたします。主要な試験設備は、 コンピューター制御による単電池充放電試験装置、群電池充放電試験装置などで、自 動車の走行パターンによる電池充放電・寿命試験をシミュレーションし、その試験結 果を社内ネットワークを通じて研究・技術員に提供いたします。密閉型鉛電池はもと より、ニッケル・水素電池、リチウムイオン電池の実用化開発に向けてのキーステー ションとなるものです。ひきつづき今春中に、EV用電池に限らず、従来分散してい た自動車電池をはじめとする各種鉛電池の試験設備もここに集約し、自動化すること で一層の効率化と省力化を図り、評価結果の迅速な情報提供により技術・研究開発を サポートしてゆく予定です。
 また、3階、4階、5階には、技術開発本部、生産技術部、SLA事業部、特機事 業部など技術陣を中心に約200名が入居いたします。上記研究開発本部や関連施設 との連携はもちろん、西地区に既存の自動車電池事業部、電源システム事業部などと もこれまで以上に連携を深め、目標実現へのベクトルをあわせるとともに、新時代の 顧客ニーズに対応する技術開発、製品開発の一段のスピードアップを図ってまいりま す。

 1月20日(月)午前11:00から行われる竣工式には、当社社長以下関係役員 および建設を請け負った(株)竹中工務店取締役京都支店長様ほかが出席し、工事の 無事竣工を感謝し、今後の発展を祈念いたします。


[ 技術開発センターの概要 ]

建築面積875hm
延べ床面積4,390hm
建築構造鉄骨造り、5階建て
主要設備 EV用各種単電池自動充放電・寿命試験装置
EV用各種群電池自動充放電・寿命試験装置
各種鉛電池自動容量・寿命試験装置
OA対応照明およびフロア
全館禁煙
工事期間96年6月~12月
建設費約20億円


[ 写 真 ]     「日本電池(株)技術開発センター」





[ この製品に関する当社担当部門 ]
総務部広報課  TEL 075-312-1214

[ 資料配布 ]
1月20日(月)

AM10:30

京都経済記者クラブ

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