1998年6月11日

ジーエス・イーイー株式会社

WebブラウザによるUPS監視、SNMPトラップおよびマネージメント・電子メール送信ができるネットワーク対応UPS用ソフトウェア『パワーバイザv3(ブイスリー) 』発売


ジーエス・イーイー株式会社(本社:大阪市 社長 高橋 宏)は、このたびコンピューターネットワークに高機能を発揮するUPS(無停電電源装置)用パワーマネージメント・ソフトウェアを開発し、6月23日より発売いたします。

『パワーバイザv3』シリーズは、従来ご好評をいただき販売してまいりました『パワーバイザ』シリーズのもつ電源監視機能やスケジュール自動運転機能に、WebブラウザによるUPS(無停電電源装置)監視、SNMPトラップ(Simple Network Management Protcol:ネットワークを簡便に管理するための通信規定)を利用したUPSの動作状況データの発信、および電子メールの送信などコンピューターネットワーク管理になくてはならない機能を付加した、ネットワーク対応UPS(無停電電源装置)用ソフトウェアです。

また、『パワーバイザv3』シリーズは、弊社が販売しているUPS「バイロス・ミニ」(BIROS−mini)シリーズのシリアル・コミュニケーション・ボードを装着した機種と「POWERWARE PICOU」シリーズで使用できます。



【特長(機能)】

(1) Webブラウザ(インターネット検索ソフト)によるUPS監視と簡単設定
『パワーバイザv3』に標準で組み込まれている簡易Webサーバの設定によりインターネットエクスプローラーやネットスケープナビゲーターといったブラウザでUPSの状態監視、動作パラメーター(設定値)の設定が簡単におこなえます。

(2) SNMPトラップと電子メール機能
電源に障害があったときのマネージメントソフトへのSNMPトラップや電子メールで遠隔の監視端末に通知を送ることができます。

(3) 設置UPSの一括管理とネットワーク対応機能
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の『パワーバイザv3』で管理されているすべてのUPSに対して、遠隔監視・スケジュール設定・各種パラメータの設定・強制停止・リブートがおこなえます。
  1. リアルタイムログ表示−ネットワーク経由でUPSデータを監視できます。
  2. スケジュール設定−ネットワーク経由で各UPSのスケジュールの設定ができ、他の『パワーバイザv3』が稼働中のコンピューターに同じスケジュールをリモート設定することも可能です。
  3. 動作条件設定−ネットワーク経由でUPSの動作条件を変更することが可能です。
  4. 運用管理(オートシャットダウン)−ネットワーク経由で停止時刻や起動時刻を指定してのコンピュータ・OSの自動終了処理(オートシャットダウン)が可能です。

(4) その他の機能

  1. イベント管理設定ツール−自動終了(シャットダウン)開始・停電・復電等のイベントに対してメッセージ表示、ログ記録の有無を設定できます。
  2. ログ管理ツール『パワーバイザv3』が記録したデータログ・イベントログ情報の表示やファイルへの出力が可能です。
  3. 停電時、ロータスノーツサーバー、オラクルを自動的に正常終了(オートシャットダウン)させることができます。

【対応バージョン】

対応UPS POWERWARE PICOUシリーズ
BIROS-miniシリーズ(Cボード搭載タイプ)
対応OS(開発元)

サン マイクロシステムズ
ヒューレットパッカード(日本HP)
アイビーエム
マイクロソフト
シリコングラフックス・クレイ
サン ソフト
マクニカ
エスシーオー(日本SCO)

 

Solaris2.3J〜2.6J
HP-UX9.x〜10.20
AIX4.x〜4.2.1
Windows NT3.5.1J〜4.0J
IRIX5.3〜6.4.1
Solaris x86 2.3J〜2.6J
BSD/OS Internet Server 2.1J〜3.0J
Unix Ware2.1J

【価格】

Microsoft Windows NT3.5.1J〜4.0J対応版
¥17,800(UPS用RS232Cケーブル含む)
上記対応バージョン表のUNIX対応版
¥29,800(UPS用RS232Cケーブル含む)

【発売日】

1998年6月23日