1998年6月3日 |
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AEAテクノロジー社(本社:英国 オックスフォード、社長:ピーター ワトソン)、日本電池株式会社(本社:京都市、社長:田中千秋)、三菱マテリアル株式会社(本社:東京都、社長:秋本勇己)の三社は6月3日、情報通信、医療機器等、特殊用途向けリチウムイオン電池の開発、生産、販売を行う合弁会社を設立することで合意いたしました。
新会社はリチウムイオン電池の基本特許の保有会社であるAEAテクノロジーの電池の基礎技術開発力・特殊用途分野の販売力と、日本電池の蓄電池総合メーカーとしての電池の開発・生産力、三菱マテリアルの電池材料の開発・供給力を融合させ、今後、成長が期待できる情報通信、医療機器等、特殊用途向け電池市場の要求に応えるための新製品開発を図ってまいります。
※背景 新会社の詳細ならびに事業計画については現在AEAテクノロジー、日本電池、三菱マテリアルにて検討しておりますが、概要は次の通りであります。 |
【新会社概要】 | ||
AGM Batteries LTD.(AGMバッテリー社) | ||
英国 オックスフォード地区 | ||
英国 北スコットランド サーソー地区 | ||
情報通信、医療用向けの蓄電池の開発、生産、販売 | ||
1200万£(約27億円) | ||
AEAT社 | 55% | |
日本電池 | 25% | |
三菱マテリアル | 20% | |
Rob Neat(ロブ ニート)予定 | ||
1998年7月 | ||
2001年:775万£(約17億円) | ||
130人 |
【AEAテクノロジー社の概要】 | |
1946年 | |
英国 オックスフォード地区 | |
3700人 | |
約600億円 | |
原子力関係(原子炉、燃料再処理、廃棄物関連技術及び機器の販売) 非原子力関係(環境開発研究及び薬品評価試験、リチウム二次電池開発研究、液体力学評価コードの販売など) |
※会社概要補足 AEAテクノロジーの前身である英国原子力公社は、1946年に英国の貿易産業省の下に原子力関連の研究所として設立され、1996年3月31日に政府部門と商業部門に分割されました。 AEAテクノロジーは、この商業部門であり、1996年9月26日に民営化され株式が公開されました。現在欧米とアジアに関係会社及び事務所を持ち、世界レベルで事業活動を進めております。 |
【日本電池株式会社の概要】 | |
1917年1月17日 | |
京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地 | |
1000万円 | |
2531人 | |
992億円 | |
自動車用・電動車用・据置用などの鉛蓄電池、据置用・車両用などのアルカリ蓄電池、リチウムイオン電池、銀電池、海水電池、整流器・インバータ・スイッチング電源などの各種電源装置、HID光源、各種照明器具、紫外線照射装置、自動車関連機器などの製造販売 |
【三菱マテリアル株式会社の概要】 | |
1950年 | |
東京都千代田区大手町1−5−1 | |
993億円 | |
約8000人 | |
7667億円 | |
非鉄金属・セメント等の基礎素材から金属加工・アルミ缶製造、さらには、半導体関連・電子部品等の先端素材、そしてエネルギー環境ビジネス等も手がける総合材料メーカー |
以上 |
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