1997年6月3日

自動車用補修電池のトップシリーズをモデルチェンジ
高容量化、長寿命化を図った
「スペシャルCXZシリーズ」を発売


 日本電池株式会社(社長:根岸 茂)は、このたび当社の自動車用バッテリーの最高峰シリーズ「スペシャルCXZシリーズ」をモデルチェンジするとともに、ラインナップの強化を図り、新シリーズとして6月初旬から発売いたします。
 自動車の車両の「高排気量化」「高出力化」「電子制御化」が進むなかで、始動および機器駆動の心臓部であるバッテリーにかかる電気負荷は確実に増加しております。
 一方、ボンネット内部でのバッテリースペースは極めて限られており、簡単にはバッテリーのサイズアップができない状態になっております。このため「同一サイズでのさらなる高容量化・長寿命化」の要求が高まってまいりました。
 このニーズから応えるため、今回モデルチェンジした「スペシャルCXZシリーズ」は、従来からの高始動・高容量設計に加え、極板などに新合金を採用することで長寿命化・信頼性向上を図ると同時に、極板合金のアンチモン含有量を抑えてメンテナンスフリー化を、向上させております。
 また、今回はE41タイプを追加するとともに、「とって」「デュアルダイオードセンサー」の採用など、トップシリーズとしての特長をそろえながら、コストメリットを追求したジュニアバージョンもラインアップに加え、幅広いニーズに対応できるようになりました。


[ 商品の特長 ]
 1.信頼の長寿命
 NCXのA19〜B24タイプは+極板にULA合金、30A19、40B19タイプは新Sカルシウム合金を用いているほか、極板の接続部分に新合金を採用したことにより、従来と比べて軽負荷時の寿命が約10〜30%向上した。

 2.メンテナンスフリー性能の向上
 従来タイプよりアンチモン含有量を抑えたことで、メンテナンスフリー性能がさらに向上した。これにより補水の手間も少なくなり、サンデードライバーのようにあまり乗車しない場合にも最適。
 また、30A19、40B19タイプは「新Sカルシウム合金極板」の採用により、とくにメンテナンスフリー性能を重視した設計となっている。

 3.全タイプ「とって」採用
 A19〜B24タイプにはスライド式とってを拡大採用、またD23〜D31タイプには、天面両側から立ち上げのバタフライ式とってを初採用。シリーズいずれの機種も、買い上げ時の「持ち運び性」からバッテリー交換時の「取り替え性」を向上させた。また両タイプとも取付後も邪魔にならない天面収納タイプ。

 4.デュアルダイオードセンサー採用
 電解液量と容量(バッテリーの放電状態)がわかる、当社独自のデュアルダイオードセンサーを採用。緑色と赤色の2色の発光ダイオードで良好状態を表示するので、液面チェックのしづらいワンボックス車や耐熱カバー付き車両でも簡単にバッテリーチェックができる。

 5.充実のロングラン補償
 新シリーズは「24ヵ月または4万キロまでの製品補償」を実現。
 (ただし、30A19、40B19は18ヵ月または3万キロ製品補償)

[ 機 種 ]
 9形式18タイプ
NCX-30A19R(L)¥13,100(新機種)ジュニアバージョン
NCX-A19R(L)¥17,000
NCX-40B19R(L)¥15,500(新機種)ジュニアバージョン
NCX-B19R(L)¥17,500
NCX-B24R(L)¥24,000
NCX-D23R(L)¥31,500
NCX-D26R(L)¥33,000
NCX-D31R(L)¥34,500
NCX-E41R(L)¥40,500(新機種)

[ 販売計画 ]
年間 60万個

[ 販売時期 ]
平成9年6月初旬

[ 写真 ]

新「スペシャルCXZシリーズ」のB19タイプ本体とパッケージ






[ この件についての担当部門 ]
電池販売事業本部 市販部  TEL 075-316-3033

[ 資料配布 ]
6月3日(火)

AM11:00

京都経済記者クラブ






[ この件についての担当部門 ]
電池生産事業本部 品質保証部 産電グループ  TEL 075-316-3619

[ 資料配布 ]
5月7日(水)

AM11:00

京都経済記者クラブ