2003年12月2日


アイドリングストップ配送車両対応バッテリー
「HDPシリーズ」に1機種を追加発売


  日本電池株式会社(社長: 村上 晨一郎)は、このたび配送車両対応バッテリー「HDPシリーズ」に1形式2タイプを新たに追加発売いたします(11月より全国発売)。
  HDPシリーズは、アイドリングストップを頻繁に繰り返す配送車両に対応した重負荷対応型高性能バッテリーとして2000年8月の発売以来、ご好評をいただいております。
 近年、環境配慮意識が世界的に向上している中、運送業界でも貨物の積み下ろしなどによる停車時のアイドリングストップ運動が高まっております。短い間隔でエンジンのスタートとストップを繰り返すアイドリングストップはバッテリーに対して相当な負荷をかけることになり、重負荷に対応した長寿命バッテリーのニーズが高まりを見せております。また、宅配便などでは温度管理を行うクール便などのサービスメニューも多様化・高度化しており、配送車両では特装車(パワーゲート付車両など)の増加、冷凍車では多室式の冷凍車が増加傾向にあります。そのため、車両に対する電気負荷も増大しており搭載バッテリーも大型化しております。
 このような背景のもと、今回は配送車両の中でも特に増加が著しい特装車・冷凍車に対応すべくE41サイズを追加させていただくことになりました。
 E41サイズは、従来のHDPシリーズと同様に充電受入性の改善を図るなど配送車両に最適な製品設計を施すことで寿命耐久性を向上させ、当社従来品比で1.6倍の長寿命(40℃重負荷寿命試験)を実現することができました。
 弊社として、本製品の開発・販売によりアイドリングストップ運動を支えることで、あらゆる面で地球環境保全に配慮した「人と環境にやさしい」企業活動をさらに推進いたします。

【特長】
1.18ヵ月6万kmの製品補償を実現
        強化グリッドやハードペースト(鉛粉)、超低抵抗セパレーター、配送車両最適比重値の採用により、
     18ヵ月6万kmの製品補償を実現した。

2.メンテナンスフリー性能の向上
        ハイブリッド極板構成を採用することにより、液減りや自己放電がしにくい高いメンテナンスフリー
     性能を実現した。

3.信頼性の向上
        COS方式による極板接続に加え、接続部にHR特殊合金を採用、信頼性が大幅に向上した。

4.最適比重設計
        比重を1.260にすることで、当社従来品より充電受入性能を大幅にアップし、配送車両特有の
     過放電傾向に対応、長寿命化を実現した。

【発売日】         2003年11月

【販売目標】      年間1万5千個

【追加機種】       1形式2タイプ
                      HDP−E41R(L)   ¥36,600

【写  真】
   

                 

[この件に関する当社担当部門]
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