2001年11月29日


タクシー専用自動車用バッテリー
「TPシリーズ」2形式4タイプを発売



    日本電池株式会社(社長:田中 千秋)は、このたび、タクシー車両用途に適した、重負荷対応型の高性能自動車用バッテリー「TPシリーズ」2形式4タイプを開発、12月初旬より発売いたします。

  当社では、従来からタクシー専用の商品として、重負荷に対応した「TPシリーズ」1形式2タイプを発売しておりました。
  近年、タクシー車両には多くの電装品が装備されており、ボンネット内は以前にもまして高温状態が続く大変過酷な環境となっております。
  また、タクシー車両は「客待ち停車」や「渋滞走行」により、昼夜問わず稼動する特有の使用状況であり、バッテリーに相当な負荷がかかることになります。
よって、高温かつ過充電の傾向が強い重負荷に対応した長寿命バッテリーへの要請が今まで以上に高まっております。

  今回、従来の商品開発思想をさらに推し進め、長寿命商品として新たに開発した「TPシリーズ」は、数々のタクシー車両での実車試験やシミュレーションを行い、タクシー車両に最適な製品設計を施しました。
また、高性能品ニーズへの対応として、強化グリッド(格子)やハードペーストなどの採用により、プロユース対応への技術を余すことなく使用した「TP−D26R(L)」、重負荷対応設計を施しつつ価格へのニーズにも対応した「TP−55D26R(L)」の2形式4タイプをラインナップいたします。

【主な特長】
『TP−D26R(L)』
 1. 寿命耐久性の向上
    タクシー車両特有の長時間連続走行などによる高温条件下での「高温
  耐久性」に対応。数々の特殊極板処方により、寿命耐久性の向上を実現した。
  @強化グリッドの採用と活物質である鉛粉ペーストの最適化
   (従来タイプの質量比20%アップ)
  A寿命末期まで脱落しにくい、活物質を高密度化し硬度を高めたハードペースト
   (鉛粉)の採用
 2.極板の腐食劣化を軽減する最適比重値を採用
    極板劣化の一因である希硫酸の濃度を最適化(1.260)することにより、
   タクシー特有の高温・過充電による極板の腐食劣化の軽減を実現した。
 3. 耐熱性能の向上
    耐熱セパレータの採用により、低抵抗を維持しつつ、高温耐酸性を当社
   従来品と比較し70%アップを実現した。

【製品補償】  TP−D26(R)L   15ヵ月または15万kmの製品補償
         TP−55D26(R)L 12ヵ月または12万kmの製品補償

【発 売 日】 2001年12月初旬

【販売目標】    年間4万個

【機  種】 2形式4タイプ
       TP−D26R(L) ¥30,000
       TP−55D26R(L) ¥27,500

【写真】





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