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鉛蓄電池とリチウムイオン電池、2つの柱を持つ強み。

自動車から人工衛星にいたるまで、多方面に用途を広げる蓄電池。特に注力しているのは、すべての自動車にエンジン始動用バッテリーとして装備される鉛蓄電池と、エコカーに駆動用バッテリーとして搭載されて身近になったリチウムイオン電池(LIB)です。GSユアサは、この2つのタイプの蓄電池のいずれにおいても高品質の製品を適正な価格で量産する技術を確立し、どのような市場のニーズにも柔軟に対応できる体制を備えていることを強みとしています。

安価で資源再利用の仕組みが確立された鉛蓄電池と、エネルギー密度が高く、入出力で優れた性能を発揮するリチウムイオン電池。2つの蓄電池は、それぞれの特徴を生かしながらこれからも共存し、市場を広げていくでしょう。当社の強みが真価を発揮する時代は、まさにこれからです。

変化をとらえ、総合蓄電デバイスメーカーへ。

鉛電池とリチウムイオン電池という2つの柱を持つ強みを生かし、GSユアサはより大きな目標に向かって挑戦を始めようとしています。それを明確に打ち出したのが、創立100周年を目前に、次の100年を見据えてつくられた新しい中期経営計画です。

東日本大震災を契機として、今日本の電力・エネルギーシステムは大きな転換期を迎えています。発電所でつくられた電気で日常生活や経済活動に必要な電力のすべてを賄う従来のシステムから、各家庭や工場に「分散型電源」を配置し、災害時でも必要最低限のエネルギーを賄える自立型のシステムへ、世の中の仕組みが大きく転換しようとしているのです。蓄電デバイスに対するニーズは、今後さらに高まっていくことでしょう。

電気というライフラインを支える重要なエネルギーを高効率で蓄えることができるデバイスを、あらゆる市場向けに全方位で展開する「総合蓄電デバイスメーカー」へ。それが、私たちの描く未来の姿です。また今後は、事業のグローバル化が一層加速します。すでに売上の約半分が海外。今後はグローバルな市場において、鉛蓄電池、リチウムイオン電池の一層の需要拡大が期待され、当社の社員が海外で活躍するチャンスはさらに広がるでしょう。

求めるのは、新たな革新をリードできる人材。

企業は、時代の変化とともに生まれ変わっていかなければなりません。新たな挑戦を始めたGSユアサにとって、これからはまさに「革新と成長」の時代。そうした中で私が新しい人材に求めるのは、何よりも自分の手で変化をつくり出してやろうという気概と情熱です。

GSユアサの創業者の一人である島津源蔵は、苦労の末に日本初の鉛蓄電池を開発し、「日本のエジソン」と呼ばれました。それから100年近くが過ぎ、時代環境は大きく変化しましたが、島津源蔵がかつて大切にしたチャレンジスピリットは、今でも社員一人ひとりの心の中に脈々と息づいています。その精神を受け継ぎ、誰もまだ生み出し得なかった製品の開発やモノづくりに挑む気概を持った人材と、私は新しいGSユアサをつくっていきたいと思っています。