GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:加藤 泰一郎、本社:京都府福知山市。以下、GYT)製の宇宙用リチウムイオン電池が、2018年10月29日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川 宏、本社:東京都調布市。以下、JAXA)殿の種子島宇宙センターから打ち上げ予定である三菱電機株式会社(執行役社長:杉山 武史、本社:東京都千代田区)製の温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)に搭載されています。

GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は、2000年代初頭に行われた軌道上での宇宙実証を経て、現在までに国内・海外の150機以上の宇宙機に搭載されてきました。その実績が高く評価され、温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」に採用されました。
「いぶき2号」は、2009年に環境省と国立環境研究所、JAXAの3機関による共同プロジェクトにより打ち上げられた「いぶき」(GOSAT)の後継機としてそのミッションを引き継ぎ、より高性能な観測センサを搭載して温室効果ガスの観測精度向上を目指しています。世界各国で温室効果ガスを測定する人工衛星の開発・打ち上げが続いている中、「いぶき2号」の地球温暖化防止に向けた国際的な取り組みに、GYTの電池も貢献します。

GYTは特殊用途の電池や電源を開発・製造販売しており、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドで、高性能かつ高品質な電池をお届けしています。
今後も高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて、宇宙開発事業へ貢献してまいります。

「いぶき2号」へ搭載されたリチウムイオン電池の仕様

部品番号JMG100※1
公称電圧(V)3.7
容量(Ah)100
寸法(mm)※2W130×D(52)×H216
質量(g)2,800
※1 JAXA殿データベースに登録・開示されているJAXAコンポーネント登録品
http://www.kenkai.jaxa.jp/database/db-compindex.html
※2 寸法Hはスタッドボルト部除く

■1.温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)

(提供:JAXA)

■2.「いぶき2号」搭載リチウムイオン電池「JMG100」(右)

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