株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、大山観光電鉄株式会社(社長:堀 康紀、本社:神奈川県伊勢原市。以下、大山観光電鉄)殿がリニューアルした大山ケーブルカーの新型車両にリチウムイオン電池システムを納入しました。これにより、架線レスとなったケーブルカーは2015年10月1日より営業運行を開始しています。

大山観光電鉄殿が運営する大山ケーブルカーは、全長約800m、標高差約280mを片道約6分間で運行しています。車内からは眼下に相模湾が一望でき、大山の自然を堪能することができます。大山ケーブルカーが開業50周年を迎えるにあたり「大山の特色ある眺望・景観を取り込んだ展望車両」をコンセプトに、50年ぶりに車両がリニューアルされました。

これまでの車両では、照明や放送装置など、車内で使用される電力は架線より供給されていましたが、新型車両ではGSユアサのリチウムイオン電池がその電力を供給します。これにより、架線の撤去が可能となり、ケーブルカーからの眺望をよりお楽しみいただけるようになりました。

車両に搭載されたリチウムイオン電池は、ケーブルカーが停車中に各駅に設けられた架線から充電されます。

今後もGSユアサは、最先端エネルギー技術を通じて、快適で豊かな社会の実現を目指してまいります。

リチウムイオン電池システムの概要
モジュール形式 LIM50E-7G1-C1 (7セルモジュール)
構成 2モジュール×2編成 (28セル)
充電器型式 TWT24-2×10
定格出力 28.7V 20A

■大山ケーブルカーの新型車両

■リチウムイオン電池モジュール

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